一期一会 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

この1ヶ月ちょっと、縁あってある職場で短期バイトをさせて頂いた。

 

いつミラノに戻れるか不確定で時間は有り余っているし、もちろんお金も必要だし、なんと言ってもじっとしてられない性格。バイト探しのアプリで意外に簡単に見つかった。

 

しかし、研修有り、覚える事やたら多し、途中で母は体調は悪くなるわで怒濤の2ヶ月だった。(実質職場に出たのは1ヶ月ちょっと)

 

しかも、誰でも初めての仕事には右往左往するだろうがこんなに緊張したのははじめてだった。

 

研修でマニュアルを学んでも経験が必要で、ケースバイケースの対応が多い。接客プラスPC入力なのだが、無愛想ではいけないし、PCという名のアナログで、基本パターンと関連性を知る必要があるが、何せいっぱいいっぱい。

 

全てお客様とのコミュニケーションが重要で、効率性、生産性を求める人ならば、今やネットで注文する事だろうが、日本独自の独特な世界(えー、どんな仕事?と思う人も多いかもしれない) しかし、人間味はあり、そういうある意味非合理な世界を体験したいと思った。

 

けれど、第一日目で挫折。いきなり複雑な案件を言われ、テンパっており、最後にお客様の忘れたものを届けに走っていくと、「あなたが忘れたんでしょう?仕事も遅いし。」と言われ、ガーン!仕事が遅いって言われたの、人生で初めてだったかも...

 

翌日から胃痛で眠れず。毎朝下痢に襲われた。首から背中がパンパンに張り、整体に行くと、胃が硬くなっているし背中までひっぱってるよ。どんだけ緊張しているの?といわれてしまったくらいだ。

 

それでも、研修中にお会いしたある社員の方に、「クレームで半分鬱になったことがあるのよ。」と個人的なことを休憩中数人でいた時、お話くださったことを思い出した。病院にも通ったのだけれど、自分を応援してくれる友人や家族もいるじゃない?そういう人たちがいるのに、くじけちゃいけないって思ったのよね...とおっしゃっていた。その後も、「調子はどう?」とか私が腰を揉んでいると、腰を緩める体操などを教えてくださった。

 

また、同僚も数十人いたのだが、多くの方々がリピーターで知り合いだった模様。新参者の私は、シフトが違っていたり、休み時間もバラバラであまり群れることもなかったのだけれど、とてもいい人にも数人知り合えた。とはいえ、何せ女性の多い職場。社会勉強と思って割り切った。今まで知らなかった社会の仕組みや動き、他人との関わり...客観的になると意外に面白い。

 

接客は、誠心誠意で対応すれば大丈夫!と友人に励まされ、真心をこめて応対するよう務めた。「ありがとう」「次回もよろしくね」そういった言葉に励まされ、最終日を迎え無事終了。

 

出会いは一度きり。けれど、それが積み重なって、人生に彩を与え、人生を豊かにすると思う。

 

一期一会。

 

出会いを大切に。