独り言 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで33年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

今日は雨。

どうも雨が降ると憂鬱になる。

 

今朝のミサでは、ミサ中に老婦人が倒れ、救急隊がやってきて運ばれる光景を祭壇からずっと見ており、司祭のお説教など全く頭に入ってこなかった。苦笑

 

余談だが、今日11月3日「文化の日」は我が空手道、宗家岡田先生の83歳のお誕生日。来月はパパ様の83歳のお誕生日があり、来年2月には父のやはり83歳の誕生日を迎える。

 

人それぞれ生まれ育った環境も異なるし、健康状態も様々。どうも人生の晩年を考えてしまう今日この頃である。

 

ところで、私が所属している聖歌隊の練習は夜の9時から始まる。曜日は指導者のシスターの都合によりしょっちゅう変更されるので、空手の稽古がある日などは、帰宅して準備していった夕飯をさささと食べ、片付けもせずに出かけていく。帰宅すれば、食べたものがキッチンに山積みなのが頭痛の種。それはいいとしても10時半ごろ終了し、やることもたくさんあるので、そこで始まるおしゃべりする人たちを横目で見つつさっさと帰る。移動はいつも自転車。我が家からだと練習会場の学校までは3分くらいだ。

 

ある時、同じ聖歌隊のメンバーであまり話したことのない紳士に声をかけられた。「自転車とはいえ、女性一人は危険だ。送っていく」とおっしゃった。その方は、学校の前に住んでおり、もちろん徒歩。徒歩で私を送っていくつもりなのかもしれないが、それだと私も自転車を押して歩かねばならないし、時間のロスをなくすためにも自転車で移動しているのに意味がない。「大丈夫ですよ。スピード出して帰りますから。」と丁重にお断りすると、いきなりその老紳士が私の自転車に合わせて走ろうとされたから、びっくり仰天!「本当に大丈夫ですから。」とちょっと失礼だったかな?と思いつつ走って帰宅した。雨ならば仕方ないものの、歩いて送っていただき、また同じ距離を歩いて戻って頂くには、忍びない。

 

すると翌週、ミサでお会いした際、私に謝罪してこられた。「こんな85歳の年寄りが送っていけば逆に心配をかけてしまうことだろう。年甲斐もなく余計なことを言ってしまい、申し訳ない。」ということだった。私は、その方が85歳だったということに驚いてしまった。せいぜい77,78歳くらいかな?と思っていたが、父よりも年上で、しかもピンピン丈夫なのだ。しかも、話を聞いていたら、友人のお父様であった!向こうは私のことをご存知だったらしいが、私は、つゆ知らず。言われてみれば、そういえば苗字が同じだったかな?くらいの感覚だったのだ。

 

ういえば、クリスマスや復活祭のミサで夜中の1時過ぎの帰宅で、歩いて帰宅する際に、送っていきましょうか?と声をかけてくださるのは、やはり80歳過ぎの近所のおじいさんだった。話が長くて家の前についてもなかなか帰宅できず、最近だと声をかけられる前に自転車で先に帰ってしまっていたなあ。苦笑

 

雨の日はいろんなことを考えてしまう。さあ、イタリア語の宿題を終わらせないと!