「止まると死んじゃうんでしょ?」とよく冗談を言われる。
「そうなの。回遊魚女子だから」(50過ぎても"女子”って...)
実際は午前中はダラダラ過ごし、1日のやるべきことも押せ押せのことが多いのだが、常に忙しくしているように思われているようだ。もう少し要領良かったら、もっと動けるのに...と思いつつ、そこそこにつじつま合わせつつ、自業自得的な動き方をしていることが多々ある。
ところで「休んだら、錆びつく」
これは、アカデミー主演女優賞も受賞された、アメリカの女優、ヘレン・ヘイズ女史の言葉。
彼女は子役として女優のキャリアをスタートさせ、92歳で亡くなるまで、とんでもなく長い時間、第一線で活躍をされた女優。そんな人だからこそ、この言葉の説得力がある。彼女は「歳をとったから、遊ばなくなるのではありません。遊ばなくなったから、歳をとるのです」という言葉も残しているが、そう、第一線で活躍していたから休めなかったのではなく、休まなかったからこそ、第一線で活躍し続けることができたわけだろう。
ところで、私は何事も始めるとのめり込みやすい性格で、どっぷり浸かりやすい。ヨガをやっていた時は、インド人に会ってはヨガやってる?と聞き、太極拳をやっている時は中国人に会えば必ずタイチーできる?などと聞いたものだが、そうそう経験者がいるわけではなかった。爆...と冗談はさておき、それらが続かなかったのは、どれも先生がプライベートな問題でいなくなり、その教室を超える、私にマッチした教室なり先生に出会えず、たまたま声をかけられたまま、変遷してきて空手に出会ったわけだ。そして、ここでもどっぷり...爆
ブログもなんだかんだ12年も書き続けているが、文章にせよ、空手にせよ好きだから続くのだと思う。逆に時間があれば常に何か原稿を書き綴っているし、空手関係の雑誌や記事も読み、画像を見続けどうしたら自分の技になるのだろう?と考える。型のマニュアルを書くのが今年の目標で、あちこちメモがあるわりに、それがまとまらないのが、私の欠点なのだが、ぼーっとしながら頭の中はフル回転。いや、空回り?
「休んだら錆び付く」これは、私にとっては脅迫観念か?!いや、「やらなきゃいけない」のではなく「楽しくて辞めらず」休めないのだ。(まあ、怪我をした時は、師範にいい加減、空手と距離を置き、リセットしろ!と言われたが...)
第一線に立ちたいとは思わない。けれど、楽しい事、好きな事を続けられる事はしあわせだ。「休まない」がその秘訣かもしれない。(決して心と体を休ませていないわけではなく...。)
長男なんぞは、空手(に関していえば)の稽古は🎶行って、休んで、休んで行って...お前はカスタネット少年か?!というのだが、また次男に関しては稽古に行きまくっているわりに、なかなか人よりはるかに差が出るような筋力や威力があるか?というとムムム...であり(それを私が言えば逆ギレされるが...)本当に空手が好き好きで、楽しくやっているの?と言いたくなってしまう。
錆びないために、輝き続けるために、これからも休まずに動き続けよう。
