一度家に入れてしまうと、癖がつくからダメ!といったのだが、案の定、夜になるとやってくるロメオ。
どうしてだが、アパートの敷地内(建物自体の中)に入り、我が家の玄関の前にちょこっとすわっているようだ。夜に生ゴミを捨てに行こうと、そっとドアを開けると、いきなりドアの外から顔が出てきて中を覗き込むから驚いてしまう。
だいたいロメオは飼い猫なのだ。同じ敷地内の隣のアパートの家で飼われているにもかかわらず、家に帰らない。放蕩息子ならぬ放蕩猫。いや、フーテンの寅ならぬ、猫。爆
何れにしても飼い主も全く気にしていない。どういうこと?!もうすぐ彼らは長いヴァカンスで南イタリアへ行ってしまう。とはいえ、ご主人は仕事で残り、子供達も大きくなったから、居残りなのかな?いずれにしてもロメオは知ったこっちゃない。文句を言われつつも、声をかけてくれる家に行くようだ。苦笑 私の日本語わかるの?何かいうたび、ミャーオと返事をしてくる。
しかし、家に入ってくると、以前は一部屋ずつ、隅から隅へとのぞいていたが、最近は直接次男の部屋へ行く。ごちゃごちゃの部屋が好き?!あちこち空いている引き出しの上に乗って寝るので、次男は文句をいうので、一応洋服はすべてあらうが、じゃあ引き出しは全部閉めておけ!!
いつだったか、夜中にやってきて朝、家中を探してみたが、どこにも見当たらず。多分居間の開いている戸から出て行ったのだろう?と思っていた。日中教会に出かけ、友人が迎えに来るのでそのまま食事に行く予定だったが、遅れる連絡が入り、また雨が降ってきたので、一度傘を取りに帰宅した。ドアを開けたとたん、ダーっとロメオが飛び出て行ったのだ!えっまだ家にいたの???どうも廊下の洋服ダンスの中に入っていたようだ。動物など飼ったことがないので、全く習性がわからず...
またある晩、長男の帰宅と共に来宅。ビデの中で一休み。
その後何をするのだろう?と思っていたら、居間の開いている窓から外を眺めている。しばらくじっと見ていたら、ごりごりと鉄格子の隙間を抜けて出て行った。
しかし、数時間後、朝方長女が帰宅するとまた玄関にロメオがちょこっと座っているではないか!(勝手に出て行ったのは君だよ!)
私は外を歩いた足でそのまま家に入られ、やはりどんな虫やら菌を持ってきているかわからない、と思うとやはり家の衣類やリネンに触れられるのは嫌だな...と思ってしまうのは、意地悪なのだろうか?
以前も書いたが、近所にComune di Milano"(ミラノ市)と書かれたバッジをつけて毎日猫たちに餌や水を持ってくる女性がいる。雨の日も風の日も。それこそ、フェラゴスト(誰もいない8月15日の「聖母被昇天」の祝日)であろうが、クリスマスであろうが、元旦であろうが毎日なのだ。雨がふったり風が強いと段ボールや傘をうまく家のようにしてセットしていく。ロメオの餌は、飼い主の家の入り口の方においていくので、我が家は全く関係ないのだ。なんでうちに来るかな...
敷地内にはもう一匹、自由気ままな飼い猫がいるが、その猫は絶対私の顔を見ようともしないし、アパートの中に侵入してくることさえない。裏の通りにも猫が数匹いるようだが、我が家のある通りに来ることは決してない。面白いな...と思う。
家に来ても、餌をあげなくてもいいし、トイレも必ず外でしているので、それだけは助かる。ただ、敷地内にゴキブリはもちろん、ネズミもいるという話だし、ハリネズミもいるらしい。戦利品をお土産に持ってくることだけはしないでよ!!それに、飼う気はないからね!
