パッと見た人の第一印象というのは、よくも悪くも非常に大きいと思う。
目尻が下がり、口角が上がっていればポジティブな印象を受けるし、逆に目尻も口元もだらーっと下がっていればその逆のイメージを受ける。特に目の輝きも大事。笑っていても目が笑っていない人は意外に日本人は多い。笑顔が柔らかい人は非常に好感度が高いし、癒し系だと思う。
顔面部と頭部、頸部の一部にある、皮筋の総称を「表情筋」と呼ぶが、喜怒哀楽などの表情を作り出すことから、そういった名前があるのだが、表情筋は感情と連動しているため、思っていることや感じることがそのまま顔に表れてしまうそうだ。私もすぐに顔に出るので気をつけないといけない。笑
ところで、先日偶然に見つけた表情筋のマッサージ動画をFBに紹介したら、かなり興味を持って見た友人が多かったようだ。そりゃあ特に女性だったら顔は若々しくいたいもの。もちろん、見た目は内面があってこそ外に出るものだと思うので、外側を綺麗にしても、話す言葉、内容が空っぽだと所詮そんな人間かと思いがち。それでも人間の表情というのは、非常に重要だと思う。
画像を見ながらマッサージをするとたちまち顔の血流が良くなるのがわかる。かっかとあつくなり痒くなる感覚。そして頬や目が上がった感じが鏡を見ないでもわかるのだ。これってすごい!はじめの頃は、耳下のリンパの部分や頬骨はごりごり硬いが、揉みほぐしていくと徐々にしこりがなくっていくのがわかるのだ。
おかしかったのは、ゴスペルの師匠は、マッサージをしてみたけれど、痛くもないし、あまり普段と変わらない、という。やはり普段から顔の筋肉を動かている人は違うのだろう。私もゴスペルのレッスンや教会の聖歌隊で歌っているが、かなりいい加減。先日、真面目に発声練習をし、口を大きく開けたせいか顔が痛かった。普段その筋肉を使っていない証拠だ。
主要な表情筋の働きはこちら:
前頭筋(ぜんとうきん)・・・眉を上げるための筋肉で衰えると額に横ジワができる。
眼輪筋(がんりんきん)・・・目を開いたり閉じたりするための筋肉で衰えると目尻のシワや上瞼がたるむ。
頬筋(きょうきん)・・・口角を動かす筋肉で衰えると口角が下がる。
口輪筋(こうりんきん)・・・口元の表情を作る筋肉で衰えると口元のシワやたるみになる。
頤筋(おとがいきん)・・・アゴのラインを引き締める筋肉で衰えると二重アゴになる。
また、顔には、「表情筋」と「深層筋」がある。表情筋とは、その名の示す通り表情を作る筋肉で、皮膚についているが、深層筋は骨に付いていて深い部分。いわゆる顔のインナーマッスルで、これが表情筋を支えていることになる。
さらに、この深層筋は、血液からの栄養分を運び、老廃物を取り除くポンプの働きをしているので、深層筋が衰えると、表情筋を支えることができなくなり、ほうれい線はもちろん、たるみやしわの原因にもなるのということ。また、肌に栄養分が届かず、老廃物が溜まったままになるので、くすみやしわもできやすくなる。
ある意味、加齢とともに筋肉は衰えていくものだが、なるべく女性ホルモンのバランスを崩さないよう、食生活をはじめ、睡眠はしっかり取りたいし、ストレスは溜めず、そこそこの運動も必要。
後は、人とのコミュニケーションがない限り、生活に刺激もなくなるし、ましてや人と会わず、話をしなければ表情筋は使われることはない。
何が大事ってやはり人とのコミュニケーションではないだろうか!音読だってよい。鏡を見ることだってよい。笑顔!笑顔!口角を上げてみよう!

