ついに、この夏に開催される琉球少林流月心会第25回全国空手道選手権大会の案内がイタリア本部から送られてきた。
今年は8月18日日曜日。今回も川崎市とどろきアリーナである。
昨年は大会前に膝の故障で3ヶ月も休み、力の限り尽くしたつもりが入賞できず。4位のトロフィーなし。しばらく心のもやもや感が消えなかった。秋にやっと茶帯に昇級。気持ち新たに、心身共に強くなろうと誓った。
とはいえ、秋口から寒くなり湿気も厳しいミラノ。膝が再び痛み出し、今度はいきなり両手首も動かず。ヌンチャクどころか、棒術、釵もお休み。膝の故障で組手はもちろんミット蹴りさえしていない。あり得な〜い!!正座ももちろん出来ず、常に右足だけ横座り。
門下生仲間であり理学療養士でもあるF爺さんに診てもらったが、手首の問題はお尻の筋肉が硬いからだと言われる。お尻〜?!なんだかな...
プライベートの整形のドクターにかかり、テカールを勧められたが、昨年高いお金をかけ15回もやった割には全く効果がなかったというと、では超音波治療を最低10回するよう勧められた。とはいえ、病院にかかるにも、ホームドクターのところへ行き、湿布を買ったり、数カ所の病院に予約を取ろうとしたが、ひどいところだと3ヶ月待ち。それまでどうすりゃいいの?一番早くて3週間待ちというところで、膝と両手の超音波治療に出かけた。月曜日から金曜日までの週5回を2週分。運良く、家の前の病院に予約が取れた。予約時間の10分前に家を出れば余裕だった
治療中はうとうとリラックスできたものの、痛みに関しては全く変わらず。とほほ。
ところで年末から友人が来ては、皆在ミラノの某日本人整体の先生のところでマッサージをしてもらっていた。彼女たちは、以前ミラノに住んでいた時もその先生にお世話になっていたという。考えてみれば私も11,12年前に数回診てもらったことがあるのよね...と思い出しコンタクトを取ってみた。当時は、まだ空手や太極拳を始める前で割に肩こりのひどい時期だったが、それからは肩こりは滅多に起こらない。
基本的に背骨を中心に骨のズレを直すことで、身体のバランスや健康を維持して行くという療法の元Jリーガーの先生。ぱっと私の背中を見た途端に、あっ背中が全てを語ってますね、と一言。
ふくらはぎが硬いとは以前日本の整体の先生に言われていたが、前ももの大腿四頭筋も硬く、その真ん中にある膝にかなり負担がかかっているのだという。足を動かす時に働く大腿四頭筋は、日頃から酷使されやすい場所のようで、特にその一つの大腿直筋は特に酷使され、股関節を曲げる動きにも関連しており、股関節から全て修正し、バランスの取れた筋肉作り、そして使える筋肉になるためにリハビリを行わないといけないらしい。どうしても下半身のバランスが弱いので、ここは徹底的に修正しておかないとまずい。
また、手首の痛みは、腹筋から来ているというではないの!手首を回しながら、お腹を押されたのだが、一部痛いところがあった。そこは、過去に数回痛くなり、どこか悪いのか?と思いエコーも数回撮ったことさえある場所である。しかし、何も問題はなかった。全くもってその関係性はわからないのだが、手首のリハビリを教えてもらい続けたところ、何か詰まっていたものがすーっと抜けてきたような気がした。また、遊びの効かない、脂が足りないブレーキのような膝の動きもスムーズだ。今までの治療はなんだったの?と思った。
何れにしても、あと数回治療を続け、また自分でリハビリをし、状態が良くなるはずです、と先生。
勝ち負けという結果にこだわらず、努力を続けることに意味がある。そうすれば、結果は必ずなんらかの形で現れることだろう。できる範囲で長く続ける生涯武道を目指したい。とはいえ、再びロッキーのテーマが脳裏に響き始めてきたぞ!笑

