来年の目標 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

今年も残すところあと3週間。

今年の自分の言動を省みる余裕もないが、空手の教室では、15日までに来年の目標を提出しなければならない。

 

毎年言われているが、誰もが結果がわかるような具体的なものに。実はとっくに決めて書いているのだが、愚息らが書かないために提出できないのだ。それとは別に茶帯•黒帯保持者対象に課せられるテーマがあり、これまた簡単なものは書かないよう言われているし、かといって厳しい内容を書けば何かとややこしいかな?と早くも引き気味だったり...と書くに書けない。

 

ところで、人生多分半分を超えただろうか。さあどう生きよう?と思うもの。いつも養老院を訪問しているシスターPは「あなた、いくつまで生きる?」聞いてくる。わかりませんよ、そんなこと。神のみぞ知る領域。ただ、健康でいたい。それであれば、人生80年、あとは無限、と言えるだろう。

 

昔は「人生50年」と言われていたのが、30年伸びた。ただ「老い」の季節が伸びたのではなく、パワーに溢れた現役の30年でありたいもの。

 

だいたいこの20年、ほとんど子育てで終わってしまった。もちろん、「子育て」は人間に与えられた素晴らしい時期、役割ではあるが、子供が成長し、自分が止まってしまっては仕方ない。いくつになっても挑戦しようと思う好奇心が大切。好奇心が支える瑞々しい感性。それが若さの秘訣ではないだろうか。たとえ、つまずいたとしても、人生のつまずきは、原動力になるもの。それは精神力を強靭にする。

 

年をとるとは、人間として財産が増えること。

 

さあ、来年やりたいことをリストアップするかな...