秋の気配 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 
いきなり涼しくなり、窓を開けて寝ていると朝方寒くて目が覚めてしまう。
 
まだ、蝉は鳴いているものの夜は既に秋の虫の大合唱に気づいた。こうやって五感で季節を感じられるのはありがたい。
 
日中模湿度が一気に下がり、学生時代の友達に会い、毎年ビールで乾杯しているのに、ちょっと寒いなあと、こんな私でも躊躇気味。小ジョッキにしておこう。爆 
 
ところで、秋にかけ空の雲の変化を見るのが好き。
 
高いところにできる小さな塊の巻積雲は、さば雲、いわし雲、うろこ雲、ひつじ雲などと呼ばれる。薄くベールを覆ったような雲は、巻層雲。すじ雲とよばれる、ハケで掃いたように見えるのは巻雲。
 
また、夕焼けが綺麗。
 
 
以前も書いたが、夕焼けのメカニズムは、真上から太陽が当たる時はすべての色が透過し、中でも、よく散乱する青い色が目立つ。

そして、夕方になると、太陽は斜めの角度から差し、太陽光は昼間より大気の層を長く通過することになる。大気の層を長く通過すると、青い色は届かなくなり、残った赤い色が目立つようになり、夕焼けとなるそうだ。
 
なぜか深い郷愁に駆られる...
 
天高く雲の群れみて秋思う
郷愁の夕焼け小焼け秋の空