イタリアと日本のコンタクトレンズ事情 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

我が家は長女、長男がコンタクトレンズで次男はめがねを常用している。

 

空手の稽古で、組み手をする際、メンホーが必須だしそこでめがねだと不便であろう。それに型試合でも目力は大切。めがねだとどうしてもインパクトが弱いのでは?ということで、周りにコンタクトレンズを進められていたが、次男はめがねをしたままでも寝てしまうようなずぼらなタイプ。コンタクトなんて、とてもとても...それでも慣れだよ、慣れ、と兄弟たちに言われていたので、夫が責任をもって次男のコンタクトをレンズを作るといっていたが、出発ぎりぎりになって日本のほうが安いから日本で作ってくれ、と言い出した。(ぎりぎりになって無責任じゃない?)

 

帰国して、ある日の朝、長女はコンタクトレンズのケースのふたのしまりがあまく、倒して水が出てしまっており、レンズががびがびに乾いてしまった!というではないの?!なんでそんなことがおきるかな....

 

早速、近所のコンタクトレンズのお店に行くと、医者の処方箋が必要だというではないの?しかも、土曜日のお昼過ぎ。それから医者へ走ったところで受付が間に合わない!そして週明けから沖縄旅行だった。あ~あ。また、医者に行くにも日本の保険がないのでフリー診療。いくらかかるの?

 

コンタクトレンズは、本来「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(医薬品医療機器等法)で「高度管理医療機器」に指定されているが、医薬品ではないので、購入に際し、必ずしも処方箋は必要とはしていない。ただ、不適切なコンタクトレンズの選択や使用は、目の障害やトラブルに直結する。また、コンタクトレンズの購入・使用にあたっては、定期的に眼科医の診察・指導を受け、安全に、衛生的に使うことが理想だ。

 

ちなみに、イタリアでは、医師の処方箋は不要。また、お店で度数を計測してくれるので簡単。そういうものなのだ、と思っていたので、一時帰国して驚いた。

 

ところで、長女はめがね使用で旅行に出かけたのだが、沖縄のショッピングセンターの雑貨屋でカラーコンタクトを発見。どうもカラーコンタクトに関しては、かかりつけの病院または、めがね屋の名前を記入するだけの自己申告で購入できることが発覚。あれれ、隙間発見!もちろん、問題があれば自己責任だ。そして何よりも長女が自分の目の度数を覚えていたから良かった。微妙に黄緑かかったレンズを購入。普段もまったく問題ないといっていた。もちろん、イタリアへ戻ったら普段のものを購入させるが...

 

そうこういっている間に、今度は、長男の目の調子が悪いと言い出した。しかも、替えのレンズを持ってこなかったというではないか!まためがねさえ持ってこなかったという大ぼけ!それプラス自分の度数を覚えていないというではないか! とほほで言葉にもならず。

 

自分のバイト代で眼科に行って来い!というと、日本語でなんて説明していいかわからない、という。嗚呼、手がかかる・・・・。仕方なくついていくと、フリー診療、全額負担で3300円。それに2か月分のコンタクトレンズが3400円。イタリアよりはかなり安い。ついでに次男にもつくっちゃう?と聞くと、いいというので、結局めがねのまま。

 

いずれにしても、日本では一度眼科にかかりその処方を元にコンタクトのお店にデータさえ残せば問題ないらしい。そこはイタリアも同じ。

 

イタリアで扱われているコンタクトレンズは、メニコンは日本のメーカーなのでそれはおいてないが、Acuvue, Air Optix, Dailies, Bioinity、その他があり、デイリー、2Week、マンスリーと日本のそれと同様。

 

ただ、めがねは日本のほうが安い。コンタクトに関してはオンラインで買うと安いと知ったが、イタリアでもオンラインだと半額くらいで買える事がわかった。物事なんでも経験だね。

 

それにしても、皆手がかかる....とほほ。