空手発祥の起源についてはさまざまな説があるが、琉球王国の士族が教養と して学んだ護身術がそのルーツであるとされている。
そこで、先人から受け継がれてきた沖縄の伝統空手・古武道の「型」を競う「第1回沖縄空手国際大会」が、1日那覇市の県立武道館と豊見城市の沖縄空手会館会場に開幕した。
世界50カ国・地域から競技に約1200人、沖縄空手セミナーに延べ2300人が参加。沖縄空手の神髄に触れるとともに友好を深め、「平和の武」を世界に発信。
ところで、沖縄空手と呼ばれるものには、首里系(シュイディー・政治の中心であった首里の士(サムレー)たちによって受け継がれた武術。松涛館流や小林流・少林寺流が派生)那覇手(ナーファディー・海外への玄関口でもあった那覇で生まれた武術。剛柔流、東恩流、劉衛流がある。)、泊手系(トゥマイディー・泊地方の士によって受け継がれた型で、現在の松林流が派生)と上地系(”サンチン”と呼ばれる厳しい鍛錬法で知られる。上地流空手)に大別できる。
大会は流派ごとの型を競う大会のみではなく、沖縄空手の保存継承と将来にわたる振興を目的に開催。沖縄空手だけでもこんなに流派があり、微妙に型も違うのだから、はっきり言ってオリンピックは大変だと思う。しかも空手は本来スポーツではなく武道。自分の身を守る武術として発展してきた武道 は、海外発祥のスポーツとは異なり、躾や礼儀作 法においても重しをおいており、人間的な精神力 の成長や人間性の育成の役割も担っている。今 後、武道全体がさらに発展するためには改めてそ ういった武道の重要性を考え直し、本来の武道 の姿を武道家は伝えていかなければならないだろう。
大会前日は、沖縄空手会館で審判講習会があり100人超の審判員が判定基準などが最終確認された。「空手発祥地の名に恥じない大会とするためにも公平公正な審判は欠かせない。審判員が選手を育てるという意識を持ってジャッジしてほしい」と審判長は語った。世間では、某協会のパワハラ問題が騒がれているが、意識の問題ではないか。
ところで、沖縄滞在中、時間の問題で本戦ではなく予選しか観戦できなかったのだが、友人が棒術に参加していたので、予選会場である沖縄空手会館へでかけた。
沖縄空手会館は、沖縄空手を独自の文化遺産として保存・継承・発展させ、「空手発祥の地・沖縄」を国内外に発信し、伝統空手の真髄を学ぶ拠点となる施設。







