子女教育•教科書無料配布 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 
在外邦人(日本国籍を持つ)の義務教育学齢期の子女は、日本の義務教育教科書の無償配布を受けられる。これは本当にありがたいこと。
 
大使館または領事館に前もって申請が必要だが、教科書が日本から到着すると連絡が入る。宅配及び都市によっては出張サービスもあるが、領事館は我が家から30分ちょっとの距離。今回、新年度の次男の教科書(中学2年生用)が届いたというので、取りに出かけてきた。
 
普段、領事館にでかけるのは教科書を頂くか、パスポートの更新あたりだが、窓口やセキュリティチェックの方も既に顔見知り。ついつい世間話に花が咲く。
 
ところで、子供の頃、新しい教科書をもらうと、ウキウキしたものだ。アイロンをかけたように、びしっときれいに製本された教科書から何気に香るインクの匂い。背筋が伸びる思いで、すぐに名前を書いてカバーをしたものだ。
 
個人的には、国語の教科書と地図帳が好きだった。今は道徳の教科書も面白いと思う。
 
それが居間のテーブルにおくと永遠にそのままになってしまう。日本の税金なんだよ。目を通そうよ! 申し訳ないので、英語や音楽、社会は結構です、と言いたいがそうも行かない。
 
今年の目標は国語の教科書を読むこと!と言うと、軽くオッケーだそう。はあ。
 
ところで、長男が日本語を教えている中学生(11才)は、ひらがな、カタカナの宿題を与えると一週間後全て習得、身についているのだと言う。そして偶然にも友人のいとこのお子さんだったと発覚! あの子は小さい頃から賢かったのよーと言う。ちなみにその子は日本のアニメから日本語に興味を持ち独学していたと言う。
 
また、最近聖歌隊にいる高校生のギタリストから、日本語で詩を書いたんだけどチェックしてくれる?とメッセージが入った。字が美味すぎる!!彼もネットで人気(らしい)アニメから日本語に興味を持ったらしい。
 
知的好奇心の追求は学ぶ意欲をものすごく増長させる。関心事はいくつになっても向上させていきたいものだが、活字離れの子にそれをわからせるのは至難のわざ。しかも、漢字がネックと来ている。
 
教科書の話に戻すと、中2の国語には、「枕草子」や「平家物語」があり、椎名誠氏の小説やら向田邦子女史の随筆などもある。敬語やプレゼンテーションの仕方、など社会人になるために必要な内容も含まれている。教科書の質や量に関しては、賛否両論だが、在外国語教育としては、知的理解や文学的作品の鑑賞を通じ考える力を養うためには年齢的にあった教材だと思われる。
 
多くは求めないから、1年に国語の教科書1冊読もうよ。苦笑