この秋、いよいよ在伊25年を迎える。そろそろ人生の半分に近づいてきた。あっという間だ。
また、来月、長男が補習校を卒業するが、補習校在歴15年。かなり古株。っていうか主?になってしまった。明日は、保護者総会が行われる。もう卒業する身だからどうするかな...と思いつつ、とりあえず顔は出しておくか?といった感じ。笑
まだ長女が乳幼児だった頃は、子育て仲間がおらず、また夫も出張がちで母子のカプセル状態で辛いものがあった。長男が乳児時代も同様。けれど、ミラノに移り、長女がミラノの幼稚園に通園しはじめてから在ミラノ邦人とも付き合うようになり、かなり生活が変わった。
ベビーカーを押して、どこへでもいったものだ。
海外での子育ては悩むことばかり。特に言葉の問題、日本の文化を子供にどう伝えていくか、そういう悩みをママ友達と分ち合える時期が、やはり”同士”という意識が強く、助け合いもしてきたし、絆が強かった。特に私は、常に見送り役。何十家族?友人家族の帰国や横移動を見送ってきた。
それでも、帰国の度に集合したり、思い出旅行でまたミラノに来てくれる人たちとの再会は本当に嬉しいもの。
特に、本の読み聞かせをしていたグループとの絆は強い。
最近は、友人母子が13年ぶりに来伊。母親とは、ここ数年帰国の度に会っているが、お子さんは13年ぶり。えっあの時の⚪️⚪️ちゃんがこんなに綺麗になっちゃったの?えっあの時の✖️✖️君がこんなにイケメンに?! 大人はそれほど変わらない。いや、そろそろ太ったり痩せたり、白髪交じりになったり、シワが出てきたりするだろうが、イメージは同じ。けれど、子供達のイメージは当時のまんま。頭ではわかっていても毎回驚いてしまうものだ。
帰国した友人たちからの近況報告では、子供たちの部活だ、塾だ、受験だ...と聞いていると、こんなにのほほんと暮らしていていいのだろうか?と思ったものだ。なぜか元ミラノ組のお子さんたちは、進学校、有名大学に入っている方々が多い。すごいわ〜。
小さい頃から育ち会えた仲間は、自分の子供だけではなく、どの子の成長も嬉しい。そして、親の話になれば、徐々に皆高齢化に悩む年代に突入。私たちも年をとるはずだ。
中には、お子さんが就職したメンバーもちらほら。今度はやれ結婚だ、やれ孫だ!ってなるのね。いやだね、みんな未亡人になってたらって勝手に夫たちが数から消えている私たち。爆 先日は姉が再婚しました!という報告もあった。
狭い日本人社会。人間関係が疲れる、という人も耳にするが、私の周りは常に刺激をくれる人が多く、それは時が経っても同じ。帰国して、新たに仕事についた人もいれば、近所のご老人の世話をしている友人もいる。どんな環境でも前向きで、努力を惜しまず、ひたむきに生きるママ友連合。
先日、⚪️✖️ちゃん一家がミラノに来ましたよ!と画像を元ミラノのメンバーに送ったら、こんなのが見つかりました〜。とまた当時の懐かしい画像が送られてきた。本当に懐かしい。
子育てを一喜一憂しては、一緒に涙を流してくれる友人もいた。
長い人生からしたら、ほんの数年だったかもしれないが、お互い、忍耐と努力を重ねた仲間。まだ子育てから完全に足を洗ったわけではないが、今思うと幼少期はいい時期だったなあと思う。
今はまだ「魔」の思春期、ど真ん中。また、それも懐かしく思う日が来ることだろう。まだまだ忍耐と努力は続く。
