十日の菊 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

「十日の菊」だが、大晦日の話。

大晦日は毎年友人宅で年越しを共にする。夜7時半くらいから集まり、食前酒から始りメンバーが集まるのを待つ。

テーブルにつき、普段食事中テレビを見ることはないが(でも実家ではそれが普通だった)、この日は待ってました!のごとくつけて頂く。大晦日恒例の紅白歌合戦だ。

もう日本を離れ24年。はっきり言って日本の歌謡曲は全くわからないし興味ない。けれど、見てしまう。そしてにわか紅白ウォッチャーと化し、見ては毒舌!言いたい放題!

 

知らない歌手が多いのは、日本のテレビを見ていないし、音楽を聴いていないから仕方がないとはいえ、感動がなかった。また、ここ数年、明らかに演歌歌手やベテラン歌手を減らし、若いアーチストを入れ、ダンスやらバラエティ要素を加えているが、私も含め、視聴者の高齢化としては、はあ?といった感じ。ARやらVRにMR?もうそれだけでもわけわからないCGなどの最新テクノロジーを導入し、なんかNHKらしくなーい。

 

えっ誰?何、この曲?何、この衣装?その度に、友人のイタリア人夫であるCはネットで調べ、生年月日から出身地、ヒット曲から現代に至るまでの情報をイタリア語で解説する。(オタッキー?!)いやいやイタリア語で全ての歌手たちのWikipediaがあるだけでも驚いた。

 

まあ紅組、白組、どちらが勝ってもどうでもいいのだけれど、紅組のトリであった石川さゆりの「津軽海峡冬景色」は皆で大合唱。

 

あれは、私が少5の時のヒット曲。デビュー5年目の18歳、北へ向かう女性の心情を歌い上げ、紅白歌合戦に初出場した石川さゆり。夜行列車が新幹線に変わり、青函連絡船は今はなし。それでもこの曲を聞くと、昭和の北国の雪景色を勝手に思い浮かべ、凛と歌う彼女に涙してしまう。

 

とはいえ、その当時はピンクレディも大流行。確か芸能雑誌「明星」の付録でピンクレディと裏が(どっちが表か分からず)ベイシティローラーズというポスターを持っていたっけ?爆

 

話は逸れたが、子供の頃、演歌特集というとテレビにかじりつく母がだっさーい!と思ったが、まさに私もダサい母。いーの、いーの、結局自分が満足していれば!女友達それぞれ思いをうちに秘め、大熱唱したのでした...