テカールテラピー その1 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

膝の半月板を損傷し、今日初めてテカールテラピーなる治療に出かけてきた。

 

高周波温熱機器を利用した治療で、最大の特徴は怪我や痛みに対する即効性と予防効果だそうで、ヨーロッパでは特にスポーツ選手たちが施術を受けているという。

 

もともとは19世紀初めにフランスで研究されていたそうだが、最初の機械としては1939年にイギリスで作られ、改良に改良され、市場に出たのは、1995年と割に最近の話。しかも開発はイタリア。日本へ参入したのはまだ10年に満たないようだ。

 

怪我のみならず、試合後のケアとして、筋肉や体組織のクールダウンに加えて、疲労からの早い回復を促す効果もあり、「アスリートの守り神」との異名もあると言う。

 

私は右足の膝が負傷中なのだが、膝の裏側に鉄板を置き、膝にジェルを直接塗り、エコーのようにプローブを動かすのだが、そこに温熱が流れ、生体組織深部までに、伝わり体温を上昇させると言う。温度は、ドクターが調節しているが、場所によって35-40度と体温並み。血管の拡張により血行を良くし、酸素や栄養素の吸収力を拡張、リンパ液などの分泌液を部分的に増加、活性酸素の排除などによって細胞を活性化させるのだという。続けていけば、絶対にその違いがわかるから!という。

 

 

確かに深部を加温した際は、足の膝の奥の方が、カーッと熱くなるような感覚があったが、皮膚の近くに熱が当たると逆に痛いような感覚があった。初回は痛み、というよりかは重さ、だるさを感じるかもしれないが、問題ない、ということだった。

 

1回35ユーロの10回コース。決して安くはないが、早く治って欲しい。その間、稽古は絶対ダメ。そして、膝を使うような動作もいけないと言われた。

 

だいたい、自分の年齢も顧みず高校生達と同じメニューをこなしていたことに、無理があったのだ。「お母さん達は無理しないでくださいね」と言われると、無理をしているつもりもないし、絶対できる!絶対やる!と思ってしまうもの。苦笑

 

当分、体幹を鍛えるために違うプログラムも必要かもしれない。金曜日に行く道場では、バランスボールを使ったトレーニングをよくしているが、あれを使うと、自分の体のアンバランスさが良く分かる。とにかく平衡感覚がずれているのだ。体幹部だけではなく、普段使わない小さな筋群をも使用するので、それらを鍛え、体の歪みを矯正することができるという。(どんだけストイックなんだ!)

 

来年度の目標も立てたところだが、とにかく、膝を完治しなければどうしよもない。体と心を強くして早く戻りたーい。

 

 

 

 

https://ameblo.jp/sofiamilano/entry-12333260681.html