心の瞳で 君を見つめれば
愛すること それが
どんなことだかわかりかけてきた
言葉で言えない 胸の暖かさ
遠まわりをしてた 人生だけど
君だけが いまでは
愛のすべて 時の歩み
いつも そばで わかち合える
たとえ あしたが
少しずつ 見えてきても
それは 生きてきた
足あとが あるからさ
いつか 若さを
失くしても 心だけは
決して 変らない
絆で 結ばれてる
(「心の瞳」荒木とよひさ作詞/三木たかし作曲)
九ちゃんこと坂本九の遺作ともいえるこの曲、愛する家族の為に歌った最後の曲で、人前で歌われることなく、愛する家族のためだけに歌われた永遠の名曲。
初めて聞いたのは、女優の杏バージョンだったが、後からもともとは九ちゃんの曲だったと聞き、またこの歌詞に込められているのは、妻•由紀子夫人との永遠の愛、家族との永遠の絆だったと聞き感動したものだ。
人生折り返し地点を過ぎると、なんだかこういう歌詞にグググっときてしまうもの。
遠回りしてきたけれど、人生の中で愛することの意味を知る。
若さはいつかなくなるけれど、心だけは決して変わらない絆で結ばれている...
今日お友達とランチをしつつ、幸せな人生ってなんだろう?と考えてみた。色々な選択をしながらも前へ進んでいくわけだが、たとえ、苦しかったり悲しいことがあっても、きっとその後、あの時があったからこそ、「今の自分」がいる、ある、と思いたいもの。
とはいえ、人間いつ、どうなるかわからない。だからこそ、毎日、心の瞳を曇らせないように生きよう。
でも、やっぱり私は杏バージョンが好きかな。