しかも、そのどれもが帰国時いつも利用している小田急線だったから参ったわ。人身事故、倒木事故。先日は線路内を歩いていて、橋から出られなくなり保護されるまで電車がストップ。自然災害は仕方ないとしても、あり得ないわ、その多さ。
それでも、社内の電光掲示板に状況が度々提示され、放送も入り、遅延証明書も自由に駅の改札口でもらえる。やはりすごいわ、ニッポン。
イタリアだと、自分でネットで調べてやっと状況がわかる。それもTwitter. でもTwitterに書かれていることと、ATM(ミラノ市交通局)の職員が言っている事が違ったりすることも多々あり、唖然としてしまう。そういう場合は。「ここはイタリア」と割り切り、現地に到着出来ればラッキーなのだ。
ところで、先日やはり電車のトラブルに巻き込まれ、友達とのランチに大はばに遅れそうになった。彼女はランチのあとに仕事の打ち合わせがあると言っていたので、迷惑をかけてはならぬ。
そうだ、東急バスか市営のバスで田園都市線沿線に行けば何とかなる! 一台は15分待ち。もう一つの乗り場からは2本バスがある。大急ぎでバス停へ向かうと、たまプラーザ行のバスが、ゆっくりターミナル内を動き出していた。ラッキー!! 右手を上げて、走っていくと、運転手は減速しつつも「このバスは、既に停留所を発車しておりますので、指定外の場所に止まることは出来ません!」とのたまうではないか! たった数メートルじゃん! しかもターミナル内じゃん!! ケチ! 融通効かない! と思いつつ、あ〜ここはニッポンと思い出す。
ミラノだったら停留所まであと2-30mあろうとも空手の大荷物持って、右手上げながら、待ってくれ〜!! アスペッタミ〜!! と走れば大抵待っててくれるのだ。は~は〜言いながらグラッツィエ〜!と笑顔を振りまき、「ご親切にありがとう!」と言えば、お互い気持ちがいいもの。
日本でバスを降りる際、「ありがとうございました!」と言っても、シーン。反応なし。つまんなーい。
ああ、ここはニッポン。よくも悪くも日本なのだ。そして、イタリアはイタリア。住んでいると、この切り替えが難しい。
イタリア生活が長くなり、T子はナポリターナだ、と言うイタリア人の友達がいるが、私そこまで陽気じゃないし。笑
とはいえ、適応能力には、謙虚な姿勢と、ゆるーい適当さが肝心。プラスへこたれない精神。それは、最終的に生きる力につながると言って過言ではないだろう。
🎶ミラノよいとーこー、一度はおいで〜ア ドッコイショ
リーゾジャッロに コーリャ
コトレッタミラネーゼ
チョイナチョイナ