8 月5日から公開されている映画「夜明けの祈り」を観てきた。
1945年12月のポーランド。赤十字の施設で医療活動に従事するフランス人医師マチルドが、見知らぬシスターに請われ、遠く離れた修道院を訪ねる。そこでマチルドが目の当たりにしたのは、戦争末期のソ連兵の蛮行によって身ごもった7人の修道女が、あまりにも残酷な現実と神への信仰の狭間で極限の苦しみにあえぐ姿だった。かけがえのない命を救う使命感に駆られたマチルドは、幾多の困難に直面しながらも激務の合間を縫って修道院に通い、この世界で孤立した彼女たちの唯一の希望となっていく……。
美しいグレゴリアーノ。そして白い雪...。清らかでありつつ、重く、暗く、悲しい響き。
「信仰は24時間の疑問と1分の希望」というセリフに思わず相槌を打ちたくなった。信仰があれば迷いがないと思ったら大間違いで,
信仰があるがゆえに迷うことはたくさんある。これは、罪なのか?私は罰せられるのか? 人間の弱さが、信仰があるがゆえにさらけ出されてしまうものがある。
葛藤は信仰者ゆえに苦しくなる。シスターたちに問われる信仰者の生き方。
また、キリストを信じる者と信じない者。与える者と奪う者。悲劇と暴力に満ちた世界と、何があってもその世界に負けずに希望をもって生きようとする世界。
国境や宗教や人種を超え、絆が胸を打つが、珍しく喜怒哀楽をそのまま表せない自分がいた。
どんな状況であろうと命は”かけがえのないもの”。
最後に雪に太陽の光が当たるシーンは、少なくとも「希望」そして、「浄化」を感じた。
