先日、セミのことを書いたが、やたらあちこちでセミの声を耳にするようになった。数年前まで聞かなかったはずなのに...
そして、今年ミラノでは、”2017年ミラノ•蚊の万博”と新聞にもコメントされるくらい、すごい蚊が大量発生している。蚊に食われやすい体質になってしまったのか?体温が上がった→更年期障害が始まったか?! 二酸化炭素を吐きすぎているのか? アル中か?!などと困惑したが、どうもそうではないようで、ミラノ市で例年の消毒をまくタイミングが遅かったというのもあるようだが、急激な高温多湿な環境も影響しているという。
そして、蚊も進化?しているのか、ちょっとやちょっとの蚊よけスプレーや蚊取り線香は効かなくなってきているように思われる。恐ろしや〜
かと思えば、昨年、あちこちであんなに大量の実をつけているびわの木は見たことがない!と思ったが、今年はそうでもない。なぜなんだ?植物や生物の数年周期の生活環の問題なのか?
また今年は、朝顔の種をまいても,芽が出なかった。なぜ?私の撒き方の問題?
最近、どうでもいいようなことを疑問に思う。
ところで今日、大阪出身の友人とセミの話から、関東のセミと関西のセミって大きさも鳴き声の大きさも違うの知ってた?と話した。「そりゃあ大阪の方が大きいでしょ?」と彼女。そうなの?なんで?と私が聞くと、「そりゃあ大阪の方がsi mangia beneだからよ!」と言う。つまり食べ物が美味しい?!違うでしょウ!! そこで、思わずウルフルズの「大阪ストラット」の最後のフレーズが頭の中でリフレイン。🎶(Osaka Osaka) あれもこれもあんで〜、(Osaka Osaka) えーとこやでおいで、(Osaka Osaka) あれもこれもあんで〜、(Osaka Osaka) えーとこ知ってる....
そうそう、どうでもいいことだが、先日友人に、セミはある周期で大量発生するらしい、と言われたことを思い出した。そういえば、数年前、子供向けの「素数ゼミの謎」という本を読み、全く理解できなかったのだが、あれか〜???とこれまた思い出した。 アメリカに、13年、あるいは17年に一度だけ何億匹も大量発生し、数週間だけ凄い声で鳴き交わして死んでゆくセミがいる。(アメリカに限らず)なぜそんなに長い間地中にいるのか?13年と17年なのはなぜか? 奇妙な「素数ゼミ」の秘密。それがセミにとって有効な生き残り戦略のようだが、私は数学が苦手。数式が登場すると自然に眉間にシワが寄ってしまい、脳がフリーズしてしまう。
どうでもいいことだが、北アメリカ、ニューヨーク州北部のオンタリオ湖とカナダにまたがって保有地を領有する6つのインディアンの部族がいるようだが、その一つ「オノンダーガ族」は「17年ゼミ」を伝統食にしているとか!朝早く、まだ地上に出てきたばかりで空腹状態のこのセミを紙袋に集め、フライパンでバター炒めにするのだそうだ。(グロっ!)蓋をして炒ると、ポップコーンのように弾けるのだそうだ。
また、プリンストン大学の近くに「17年ゼミ」の生息する森があり、1970年6月9日、ボブ•ディランはプリンストン大学で名誉音楽博士号を授与された時、「Day of the Locusts(セミの鳴く日)」という曲を制作したという。キャンパス内にあふれたセミの鳴き声を聞いて、セミは自分のために歌っていたと感じたのだろう。オリジナルと日本語バージョンはこちら。