夏至 2017 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 
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夏至とは、一年で最も昼が長い日のことを言う。

 

 

太陰暦では一年を二十四等分して(二十四節気)、季節の変わり目を表していた。夏至は二十四節気のひとつ。春から順番に春分、夏至、秋分、冬至と一年はめぐっていく。

この春夏秋冬のサークルで夏至の反対側にある冬至は、一年で最も昼が短く、夜が長い日。だいたい12月21日か22日ごろになるのだが、夏至と冬至では、昼の時間が約4時間から5時間弱も違うというから驚いてしまう。
 
また、昼が長いということは、それだけ太陽が長い時間出ているというわけで、当然気温が高くなる。
 
しかし、日本の場合、夏至が梅雨の時期と重なっているケースが多いので、実はそれほど暑さを意識することはないようだ。
 
こちらは日本(東京)とイタリア(ローマ)の今週の日の出と日の入りの比較。
 
 
 
その日の最高気温というのは、日射量が最も多いとされる12時よりも1−2時間遅い時間になることが多い。それは気温上昇は太陽高度だけによるものではなく、太陽の光で暖められた土や建物の温度が空気に伝わることで発生するからと考えている。
 
この時期、雨の多い日本ではそれほど暑さは感じなくても、こちらミラノは日照が長い分、夕方になると地表や空気が温められどっと暑くなる。
 
自転車で移動し、オラトリオで子供達と群れ、すでに浅黒い。50代でドカタ焼けってまずいでしょう?海にいって、満遍なく焼かないと...
 
ところで、夏至には、菖蒲湯に入り、(新小麦の)小麦餅、タコ、イチジク田楽、焼き鯖、タコ、水無月、うどんを食べる風習が日本各地にあるようだ。
 
いつも茹でたタコを冷凍にしているので、今日は、タコとジャガイモとセロリをいれたサラダでアペを楽しむか?