ミラノ•スカラ座 〜 マダム•バタフライ | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

ミラノのスカラ座のシーズンは、ミラノの守護聖人の祝日である12月7日の「サンタンブロージオ」からと決まっている。

 

2016-17年度のこけら落としは、日伊国交150年を記念し、ジャコモ・プッチーニの“マダム・バタフライ(蝶々夫人)”で開幕。

 

ちなみにスカラ座で初めて”マダム•バタフライ”が上演されたのは、1904年だという。

 

伝説のオペラ歌手、マリア•カラスはマダムバタフライの「ある晴れた日に」が18番だったというが、私も好きな曲なのだが、どうも昭和生まれ、昭和育ちとしては、桃屋の「塩辛」のCMで、蝶々夫人が沖の船に向かい、🎶行ーかないで、行かないで、おねがーいピンカートン、行かないでーっ!!といって沖の船から号砲一発。蝶々夫人の頭に小さい瓶が当たり「いかあった。いかったあ」という画面が思い出されてしまう。爆

 

 

ところで、イタリア人の友人に、今どこへ行っても”マダム•バタフライ”でいっぱいね!と言われた。ああ、スカラ座もあるし、国交記念だからじゃない?とは言ったものの、何があるの?と調べてみたら、特別プロジェクトとしてまあ、あるある...


Prima Diffusa(プリマ・ディフーザ)”というプロジェクトのもと、“蝶々夫人”と作曲家プッチーニに捧げられた会議や展示会、工房やコンサート、演劇などが開催されている。

 

2016年12月3日~2017年1月8日
スカラ座の美しいデザインにヒントを得た著名な漫画家ミーロ・マナーラ氏は、この“プリマ・ディッフーザ”プロジェクトのために、蝶々夫人の図版を特別に作成。(Wow-Spazio Fumetto in via Campagna 12)。

 

12月4日
リベルティー館(Palazzina Liberty in Musica Largo Marinai d 'Italia 1の特設スペースでは、日本の伝統文化である“茶の湯”が開催。

 

2016年12月11日17:00~

プッチーニコンサート(無料)。
リベルティー館

 

2017年1月14日
“プリマ・ディッフーザ”は、エディソン宮(Palazzo Edison in Foro Buonaparte 31) にて、Finger'sのRoberto Okabe氏が中心となって行われる特別イベント“西洋と東洋、料理での出会い~Incontro in cucina fra occidente e oriente”をもって締めくくられるという。

 

たまたま昨夜行ったエノテカでも「ウインドウ見た?マダムバタフライをデイスプレイしてみたよ。」と言われた。また、私の手作りも置かせてもらっているお店でも、1日”マダム•バタフライデー”をしたいと言われた。何をどうやって!!! 爆

 

 

今回のスカラ座でのマダム•バタフライでは、コーラスやダンサーとして出演する日本人のお子さん方も多く、すでに彼女たちのFBのページでは、様々な画像を拝見させてもらっているが、画像を見ているだけでもうっとりしてしまう。12月7日のサンタンブロージオの当日夕方5時45分よりRai1でも放映されるそうだ。楽しみ!!

 

 

 

http://www.teatroallascala.org/en/season/2016-2017/opera/madama-butterfly-7-december.html