ジュビレオ•いつくしみの特別聖年の扉閉まる | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

昨年の12月8日「聖母無原罪の祝日」から始まった「いつくしみの特別聖年」は、ローマ典礼の「王であるキリスト」を祝う今日11月20日、パパ様による閉幕ミサをもって終了した。

 

1300年に聖年が定められ、はじめは50年おきに行われ、1400年からは25年おきに変わり2回ほど行われない年もあったが、26回目にあたる2000年は「大聖年」とされた。

 

今年の特別聖年の経緯は、パパ様が自ら選出2年を迎えた2015年3月に開催を予告され、同年4月11日「神のいつくしみの主日」の前晩の祈りにおいて、特別聖年布告の勅書が公布されている。

 

また、この一年毎週水曜日に行われるパパ様の一般謁見では、「いつくしみ」がテーマとしてカテケーシスが続けられてきた。

 

私にとってこの9月に「いつくしみの聖人」としてマザーテレサの列聖式に参列できたのは大きな恵みだ。一度にローマの4つの聖なる扉を通ることもできた。

 

ところで、本日、バチカンで行われた閉幕ミサにはおよそ7万人の信者が詰め掛けたという。パパ様は「聖年の扉」を前にし、この聖年を通して無限のいつくしみの御顔を示してくださった神に感謝を捧げられた。

 

そして、夜には、地元教会の「聖なる門」へのろうそく行列に参加した。目と鼻の先のサンシーロでは、ミラノをホームグランドにしているACミラン対インテルのダービー戦が行われていた。ちなみに結果は2対2の引き分け。

 

 

 ちなみにこちらのカードは昨年、いつくしみの特別聖年が開幕した直後、聖なる門のある教会で赦しの秘跡を受けた際、いただいたカード。ドウモやサンタンブロージオでもこういったカードが準備されていたかどうかは不明。

 

ところで我がパロッキアでは、「み顔の輝く希望」がこの待降節のテーマであるが、パパ様は、復活の光の中にあるわたしたちの王の本当の御顔を見つめ、若く美しい教会の顔、人々を受け入れ、自由、忠実であり、清貧だが愛に富み、宣教的である時に輝く教会のその顔を、再発見しようと説かれた。

 

特別聖年が閉幕しても、「御父がつねに私たちへと広げておられるいつくしみを生活の中で体験する」とおっしゃったパパ様の言葉を響かせていきましょう。