イタリア人仲間から”Lanaterapia”つまり「編み物セラピー」に関する記事が送られてきた。
特に考えたことはないけれど、確かに編み物は、単純な反復動作なので、アドレナリンの分泌を抑制して心身をリラックスさせる作用があるのだろう。そして、一心不乱で没頭しつつ物が出来上がっていく、「創造の喜び」は身につけて嬉し、そして人に喜んでもらいなお嬉し。これぞ編み物の醍醐味だ。
イタリアでは編み物というと、お年寄りの趣味?というイメージがあるようだが、じわじわと”ニット•カフェ”やら編み物教室の広告は目にする。ただ、作る物や扱う内容を見ると、私も自己流ではあるが、長年編み物をやっているので、パッと見て、感覚的に作り方がわかる。なのでお金を払ってまでいく気はしないなあ、というのが感想。
また、教室を開いて、と何度かイタリア人に頼まれたが、今の私のスケジュールからして何処かへ教えにいくのは不可能。それに、「私はブラーヴァだから!」と自分で言い切る人に限って(イタリア人の場合)いかに信用できないか経験上知っているので、教える気はしない。苦笑
今の時点では、自分のため、または直接依頼が来た人のためしか作っていないが, 研究によると編み物は大脳半球を刺激するという。本来繰り返しの作業は、退屈になりがちが、色や形になっていく過程を見るのは楽しい。特に色を身につけることで潜在的意識に働き、また理想の状態に導いたり、ファッション性と色の持つ力の観点からアイテムを作る、選ぶ楽しさがある。
とはいえ、集中ができない子供にも最適だという。それでも一度、オラトリオでアフリカ系の女の子に教えたことがあるけれど、全く駄目だった。私の教え方に問題があったのか?とはいえ、好き嫌い、相性が合う合わないもあるだろう。本来ストレスの軽減というが、そういうことでストレスが溜まってどうする?!苦笑
それにしても、たとえリラックス効果があるとはいえ、視力は徐々に落ちているし、右手の親指には編み棒を握る(実際には抑える)たこができ、また手首も軽い腱鞘炎で腕立て伏せがしんどい。(そこで腕立てをする私って...!?)まあ何事もやりすぎは良くないってことですね。
https://viverepiusani.it/lanaterapia-i-grandi-benefici-del-lavoro-a-maglia/
