スポーツの秋。芸術の秋。読書の秋。勉学の秋。そして実りの秋!
なんと約20年ぶりに語学学校へ通い始めた。もちろんイタリア語である。先月既に試験を受けていたのだが、在伊20年以上、しかも東京の職場にいた時代からイタリア語に触れていて、これで初級、中級だったらシャレにならないわ!と思っていたら、さすがにそれは上級クラスに入れたが、実際硬くなった頭でついていけるかどうかは別の話。
今更語学学校ではなく、イタリアの大学へ行った方がいいのでは?とも何人かに勧められたが、興味のある分野はあるものの、やはりこの十数年どんだけいい加減にやってきた事か。しかも、私の周りの友人たちは、私の言いたいことや行動はほとんど承知のことだから、今更誰も私の間違いを指摘してくれない。頭で理解できていても、やはり話すこと、書くことがこのままじゃまずいでしょ?図々しくも語学学校を設立し、理事チームにいたが、内部のメンバーは気にしなくても、やはりこの私が外部に対して気まずい。
そして何よりも子供たちが辛辣で、「ママのイタリア語何言っているかわからない。」とケチばかりつける。彼らは日常生活においての日本語は問題なくても、やはり文章を書かせると、やはり幼い。それと同じことなのだろう。結局単語も言い回しも、簡単なものばかりで進歩がないのだ。
以前Itamaから仲間割れ?というわけではないが、辞めて新たに同じような(けれど中級レベル)学校を地域に運営しているメンバーがいるので、私がそちらに行くのではないか?裏切り者!と冗談で言われたが、私自身は、地元から離れ、知らない人たちの中で学ぼうと一大決心したわけだ。
今日はその初日だった。生徒は12名。金曜日に一人増えるが、ロシア人3名、南米人が2名、フランス人が2名、あとはウクライナ、ポーランド、ハンガリー...とどう考えても外国語には躊躇せず習得できるようなメンバーばかり。ちなみにほとんどが2-30歳代の女性で、一人中国人の若い大学生男子と私。多分私が一番年上で、在伊歴も一番長いはず。緊張の2時間。よくしゃべるのはロシア人だった。ここは、喋ったもの勝ち。インプットがあればアウトプットも必要。
授業の中で私は意外に読解に時間がかかるのではないか?わからない単語がかなりあるのではないか?と気になっていたが、さすがに20年前に語学学校に通っていた当時のように、プリントがわからない単語で埋め尽くされている!という感じはなかった。たかが20年。されど20年。多少は積み上げられているようだ。
これから8ヶ月。グググと集中してどこまで伸びるだろうか?
日本語でブログを毎日更新するように、イタリア語でもさらさらと書ける日が来れば良いのだが...
