マザーテレサ 〜 列聖式 その5 番外編 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

93年来伊して、かれこれ丸23年になる。

 

当時駐在員だった夫の会社がローマのオペラ座の前にあり、その会社の階下にあるレストランLa Matricianaはしょっちゅう出かけていたし、シェフもウエイターとも皆友達になり、よく彼らの家に行ったり、厨房でもお料理を教えてもらっていた。ローマを離れ、レストランの経営者も変わり、シェフもウエイターも皆代わってしまったが、5年前にレストランへ行くと、知っているウエイターが一人だけ残っていたことがわかった。

 

今回、イタリア中部で地震が起き、ローマではMatricianaと呼ぶが、本来AmatricianaはAmatriceが発祥の場であり、イタリアを始め、あちこちのイタリア料理のお店で、Amatricianaを食べて応援する運動が始まった。そりゃもう、Matricianaへ行くしかないでしょ!

 

ローマへ到着した日は、あいにく土曜日で定休日だった。日曜日、列聖式が終わったのは、13時過ぎ。ランチは15時までだ。(ということは、ラストオーダー14時45分くらいだろうか?)しかも、10万人もの人が一気に広場を出て、移動し始め地下鉄に乗れるのだろうか?携帯電話は充電が切れそうだ...一度宿泊所に戻り、充電をしてから、いちかばちか出かけてみた。14時15分到着。出先にいる長女と合流予定だったが、電話したらまだコロッセオあたりにいて向かっているという。とりあえずパスタを茹でて出来上がるまで15−20分はかかるというのでオーダーしてしまった。5年前に会ったオーナーが挨拶に来てくれた。

 

 

 

懐かしい味!けれど、3分の2位食べたところで、もうお腹がいっぱい。こんなに量があったかな?それとも私の胃が小さくなったのだろうか?

 

前回パンテオン近くのChicco d'oroというバールで生クリームたっぷりのコーヒーのグラニータを3日続けて食べた。もう当分食べたくない!と思ったが、5年ぶりに食べたくなった。...が、長女がどうしても紹介したいジェラテリアがあるというので、そこへ出かけた。 http://www.gelateriafatamorgana.com/web/  材料や作り方にこだわった自然派のジェラテリア。どの味もさっぱりしている。

 

実は、もともと長女はそこのジェラートをローマのお土産として食べたことがあり、また長女のボローニャのルームメイトのお父さんが、そこのジェラテリアに関する本を出版していた(しかもその出版社の社長)というから驚いた。私は生姜クリーム、蜂蜜とくるみというものと、バジル•レモンを言うのをオーダー。確かにさっぱり美味しい!いずれミラノにもオープンするようだ。

 

 更に、驚いたのは、テルミニ駅からバスで出かけたのだが、23年前に住んでいたアパートの近所で、以前使っていたバス停で下車。思わず懐かしくて近所を散策してみた。以前の大家の家も発見。シチリア出身の彼らは当時兄弟で住んでおり、当時は私と同い年の法学部の学生だったが、今はちゃんと弁護士なり法曹界で活躍しているのだろうか?笑 

 

その後長女と別れ、街を一人で歩いた。列聖式前日、「音楽とオラトリオにおける祈りと黙想」が行われたサン・アンドレア・デラ・ヴァレ聖堂。中へ入るとちょうどフランス語でごミサが始まっていた。マザーの垂れ幕の花が微妙に萎れ始めていた。

 

 

その後、Facebookでは繋がっているが、実際には15年ぶりに友人と再会。長男と生まれが2週間ほどしか変わらない息子くんも一緒にいらした。「いやあ、こんなに大きくなっちゃって!」183センチですらっと細いイケメンになっていた。ちなみに我が愚息も185センチはあるが、太り始めたおっさんのようだ。涙。

 

懐かしい場所を訪ね、行きたいところ、会いたい人はたくさんいても、時間に限りがある。

 

また次回...トレヴィの泉でコインは投げていないが、またいつか戻ると思う。「永遠の都」ローマ。そして「すべての道はローマに通ず。」

 

ローマの空と空気は、ちょっと大雑把だが、その分寛大に生きようと思えさせてくれる。夏の行事もこれで、おしまい。いよいよ、ミラノの現実的な生活に戻る。

 

*平和は、笑顔から始まります。

*愛とは、大きな愛情をもって小さなことをすることです。

*世界平和のために何をしたらいいのか?家に帰って家族を大切にしてあげて下さい。

 

小さなことから、心がけましょう。

 

 

 

 

 

http://ameblo.jp/sofiamilano/entry-10979067774.html