昨年9月にItamaが居候している校舎の校長が変わり、何かにつけて厳しくなった。
スタッフをはじめ、生徒の出入りも全てチェック。当たり前といえば当たり前でどこの学校でもしていることだが、一度生徒たちに、名前を書かせようとしたら、自分の名前が書けない、出るときに違う人の名前にチェックをしてしまった...などなど問題続きで、校舎を出るまでに行列になってしまい、10分、15分待ちになってしまったからたまらない。
あらかじめ、クラスごとに生徒の名前を書いたリストを準備し、毎回開校と同時に受付がチェックすることになった。ちなみに受付はスタッフが順番制で当たる。それが決まったのが、私が寝込んでいた時期のことで、だいぶ順番が決まっていたようなので、黙っていたが、ついに私の番が回ってきた。
授業は9時半からだが、9時に校舎に入り、9時15分に生徒のためにドアを開けるので、そこで受付が始まる。
ボランティアもあれよあれよとメンバーが増え、講師軍は意外に知らない人も増えていた。生徒に関しては、顔はわかるが、名前が全く覚えられない。クラスと名前を聞く以前に、会話が成り立たない女性もおり、唖然とした。
何年itamaでボランティアをしていても、自分も分野以外は全くわからない。生徒のほとんどがアラブ圏。コプト教徒であれば、聖人の名前が多いが、イスラム教徒だと一瞬聞いて、音でスペルを探してもわからないものが多い。
Yasminと書いてヤスミンという人もいれば, Jasminヤスミンと呼ぶ人もいる。また、子音が重なった音は発音が難しい。まあ、それをいうなら日本語が難しいと思われるのと同様だと思うが。
そして、入口を締める時間になり、子供たちのいるスパツィオビンビに出向いた。現在1歳以上3歳未満は15,6人いるだろうか?そのうち、来週出産予定の母親が二人いるが、彼女たちは産後も割に早く新生児を連れて復帰するからたまげてしまう。
しばらくすると、講師が足りず、授業に困っているクラスが2クラスあるから、だれか二人手伝いに来ないか?と声をかけられたので、初級のクラスに講師の助っ人?というよりは、聴講生の形で参加させてもらった。まだまだ文法で過去形で話せる程度のクラスだ。生徒はエジプト人とモロッコ人。一人生後45日の乳児を連れてきているコプトのエジプト人がいた。
どうも宿題だったらしいプリントで動詞を半過去型にして一人ずつ読ませていたが、半数以上が必死に答えを聞きながら書き込んでいる。苦笑
そのあと、ゲームをしましょう、と言われ、順番にアルファベットの書いてある紙を引き、その文字から始まる①人の名前、②動詞の原形、③形容詞、④家にあるものの名前、⑤食べ物の名前を書くというもの。それで1つできると1ポイント。人と同じものを言った場合は、0.5ポイントと合計点を争うものだった。
はじめはアルファベットはN. 敢えて考えようとすると、形容詞や家にあるものの名前が出てこない。在伊歴が長いのに、まずいっ!単語も誰もが知っているものを言ってしまえば、必ず誰かと重複してしまう。
ちなみに、イタリア人の講師が最終的に16点獲得、私が15点。他の生徒は11-12点くらいだった。ちょっと安心。これで私も似たり寄ったりだったら話にならない。苦笑
ところで、アラビア語は、中東の21カ国で母語とされており、国連機関で使われている6つの公用語の一つ。喉を潰したような音で、母音は「あ」「い」「う」しかない。また、イタリア語同様、一人称、二人称、三人称によって活用が異なり、また対象が男か女、単数、複数によって活用が異なる。そして完了形、未完了形、
命令形、受動形などによっても活用が変わるというから、ずっとイタリア語の方が単純に思えるが、そうでもないようだ。
その後、会話の練習をしましょう、と講師は言ったが、皆は、リスニングがいい、ということでCDを聞いた。ある電話の会話を聞いて、内容についてどれだけ把握しているか?ということだった。
ああ、住んでいる場所の言語はしっかりしておかないとダメだなあ、と反省。どんな言語でも話す内容によって知的レベルというものはそこそこにわかるが、きちんとした文法で、そして書けることも大切。中国人の多くはお店で文法などめちゃくちゃ、数少ない単語を並べて仕事をしているのだから、すごい根性だ。
授業終了5分前に、スパツィオ•ビンビに戻ると、抱っこして~!と子供たちがやってきた。かわいいな~と思いつつ、たまには頭を使おう!と思った。
