次男、11歳 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。


12月4日、次男11歳の誕生日。
そして私にとっては3人目の出産記念日でもある。
三番目にして、次男が一番楽な出産だった。あれは土曜日。長女が補習校へ行っている間に病院へ行き、夜の7時15分に生まれてきた。

最悪だったのは妊娠中、3人とも最初から最後までつわりで毎朝胃液を吐いていたということ。また、産後も授乳が長かった。長女8ヶ月。長男3歳3ヶ月。次男も2歳ちょっとだったはず。しかも息子たち二人は疳が強く、夜泣きもひどかった。どんだけ私の心身を削ってくれたものか!苦笑 しかも、今はわけわからない反抗期のど真ん中。私の神経ははち切れそうだ。

3人目の子供は、上の子たちの行事が忙しく、常に時間に追われ、とにかく勝手に育つと思ったが、せっかちな私が手を出しすぎて洋服を着せたり、靴を履かせてそのままひっぱりまわすような日々のまま成長。今はさすがに、なんでも自分でするが、よく言えばおおらか。悪く言えば大雑把。細かいことを一切気にせず、焦らない。脱いだものは脱いだまま、食べたものは食べたまま。靴下、Tシャツはいつも裏返し。ジャージなんぞいつも下着がくっついて裏返しのまま洗濯機に入っているから、気づかないとそのまま洗ってしまう。将来結婚しようものなら将来の嫁にどういう育て方をしたんですか?と嫌味を言われそうだ。汗

それにしても、とにかく寝ても冷めても鉄砲作り。


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部屋という部屋中、割り箸、ストロー、紙くず、輪ゴムにセロテープやらちっちゃな鉄砲玉が転がっている。自分で絵を描き、設計して作っているようだが、それだけは、カオスの中でも整然としているものらしい。よーわからん。

誕生日プレゼントはゴム銃。そしてゴム銃図鑑が欲しいという。そんじゃそこらじゃ入手できなかったので、クリスマスと合わせてネットで購入することにした。今日は、長女が帰宅したので、家族で外食。

食事中は、次男のことよりも、長男の家庭教師をどうするか?始終そのことばかりだった。次男は、見ていなければ「ママは見てくれない」と文句を言い、そばにいれば「邪魔だ」という。それはそれで腹が立つが、今は、何かと長男のフォローで頭がいたい。

それでも、まだまだ生きている時代も場所も、恵まれているのだから文句は言ってはいけないのかもしれない。夫の不在と無関心さに怒り倍増、心穏やかに過ごさせてくれ~と叫びたくなるが、神様は私に耐え得ることが出来る試練を与えてくださっているのかもしれない、と思うとぐっとこらえて耐え忍ぶしかないのかもしれない。これも私の器の問題だ。きっとこの心のザワザワ感がなくなると、逆に物足りなさを感じてしまう気もしなくもない。苦笑

子育てとは不思議だ。