ミラノ万博 〜 大阪デー | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

先日、新聞を読んでいたら、ミラノ万博の入場者数が8月31日から9月6日までの一週間の間、91万4067人であったとあった。夏休みも終わりに近づき、学校が始まる前に、仕事が始まる前に...という人も多かったのではないだろうか?その前の週よりも5万人も入場者が多かったというから驚きだ。

また、入場時間も入り口によっては、9時からと1時間早まったようだ。ナイトチケット(5ユーロ)も19時からの入場が1時間繰り上がり18時より。そして、シーズンパスも115ユーロのものが75ユーロに値下がっている。

私は、シーズンパスがたとえ安くなっても、元が取れない可能性もあるので、普通チケットにするか?と迷ったが、ミラノ及びミラノ県における「協会組織」のボランティア団体は、約半値でチケット購入可能な権限が与えられ、我がItamaも組織として購入。そのおこぼれに預かった。シーズンパスで既に何十回も万博に通いこんでいる友人がいるが、さすがにそこまで通うことはないだろう。だったら、このチケットを数枚持っていれば十分だ。一般の方、申し訳ない!

ところで、長女はもともとアンチエクスポだったので、言えば喧嘩になるので誘わず。長男は友人と行きたいという。じゃあ学校が始まる前に次男と行くか!じゃあいつ行く?週末は凄い人らしい。じゃあ今日か明日しかないでしょ!じゃあ今日!

偶然にも今日から「大阪デー」が始まった。1981年に姉妹都市を提携した大阪市とミラノ市は30年以上の長きにわたり、友好を深めているという。ミラノ万博では両都市の交流の歴史などを紹介するとともに、大阪が誇る多彩な食文化や観光の魅力を発信する、という企画がなされた。

私にとっては、大阪の「食」の魅力は外せない!時間などをチェックしていたが、とにかく行くなら朝から。友人がチケットの問題で先に行っている!というので、後から行った。地下鉄駅改札を出ると万博会場へは改札正面に進むよう指示が出ていたが、なぜか右に行く人がおり、自然について行ってしまった。途中FSの線路下を通ったので、あれ??前回もここ通ったっけ?と思ったが、前回行った時よりもかなりショートカット?荷物チェックも簡単にスルー。上からメインゲートに入るため長蛇の列を発見!うわ~っ。まだ開場したばかりなのに!なんか非常に得した感じ。





とりあえず日本館へ行くと、既に3時間半待ち。30分ほど並んでみたが、日は陰っているわ、風はあるわで、寒い寒い!先に行っていた友人が辞める!というので、じゃあ早めにご飯にする?ということで、日本食(にこだわる必要はなかったが)のフードコートへ行くと、大阪市の「ウエルカムパフォーマンス」が始まるところだった。その後、オープニングセレモニーが始まったが、はっきり言って観客は関係者のみ?前大阪府事の橋下氏が大阪市長に転身し、昨年辞任。職務代行されておられる大阪副市長が来伊。ミラノもやはり副市長がご出席。ピサピア市長にはお目にかかれず。ちっ。

午後3時から寿司ロボットの実演。えったこ焼きはいつ?どこで?誰に聞いてもわからず。とりあえず洗面所に行こうとしたが、行くところ、行くところ、知り合いにあい挨拶。トイレの場所を確認し、友人に伝えようとしたら次男が消えた!トイレに走っていき、探したが見つからず。また、元の場所に戻ったが、やはりいない。でも友人もどこにいるのやら...友人に電話をすると、次男くん一緒にいるよ!というので、一安心。トイレから戻り、偶然見つけた友人に合流していたらしいが、私も後からくると思っていたらしい。もう、「人騒がせな...今行く」、といって電話を切ると、遠くから私に手を振っている人がいるではないか!お互い20歳代の頃、東京でつるんでいたイタリア人の友人だ!彼女はマルペンサ空港のJALカウンターにいたが、JALが事務所を閉めたので、彼女も転職。ミラノ郊外在住で仕事も郊外。「わ~お!!何年ぶりよ!」道端で抱き合った。お互いの近況を報告しあったが、次男の事が気になり、またゆっくり会おうね、といって別れた。(後から友人に私は、アラブ人女性のブルカやニカーブのように顔を隠して、歩いていないと次から次へと知り合いにあって、話が止まらなくなるからダメだ、と言われた。爆)



友人と次男に合流し、うろうろする。気になっていたトルコ館のお土産やさんでボンジュクオヤをゲット。なんと20ユーロ。多分現地の値段と同じくらい。実際、この値段だったら、私は作っても売りたくないな、というのが正直なところ。手間が非常にかかるからだ。なので非常に嬉しい!「ママの好きな事ばかり...」次男が文句を言う。じゃあジェラートでも食べるか?と友人が声をかけたにもかかわらず機嫌はますます悪くなっていった...続く