ミラノに戻り早1週間が経った。
今日は暑さが落ち着いた気がするが、昨日までは蒸し蒸しベタベタたまらなかった。
さて、この1週間。すでに数回、近所のメルカート、青空市場に出かけたのだが、すでに人はいっぱい。11時過ぎに行こうものなら、大きなベビーカーを押し、その他子供を2、3人連れた長い服とベールを被ったアラブ人女性がグループでつるみながら、狭い通路を歩いているのだからたまったもんじゃない。年取ったイタリア人はガラガラ大きなカートを引きづり、車椅子の人もいる。思うように歩いて進めない。
ヤッラ~ッ!ヤッラ~ッ!!という声が響く。ここは、どこだい? アラビア語でlet's go! さあ行こうといった意味。ちなみにItamaでも子供たちにヤッラ~、ヤッラ~というと目を輝かせて遊び始める。かったるい朝もこの言葉を聞くと、さて、いっちょやるか!となるわけ。
昨年、一昨年まで見ていた、Itamaの生徒たち数人に偶然に会った。「元気にしてた?」「子供達は元気?」声をかけても、あ...っ言葉が出てこない。彼女たちは、イタリアに住んでいても、子供の学校以外はほとんどイタリア人や外国人と触れ合う機会が少ない人が多いようで、この夏の間、イタリア語を話していないと、全く言葉が出ないようだ。まあ、私も単語が出てこないのは、日常茶飯事なのだが。
あれっなん番目?乳児を乗せたベビーカーを押した生徒。「4月に生まれました。」という。あれ~、大きなお腹見た記憶ないなあ、というのはいつものこと。夏休み明け、いきなり新生児を連れている人もいれば、いきなりぼん!、とお腹が出ている人も多くて、毎年驚かされる。3年続けてまだ産むの?という生徒も発見。すごいなあ。
夏休み明けのメルカートに行くと、いつも頭に鳴り響くのがケテルビーの「ペルシャの市場にて」。子供の頃、レコードを持っていて、いつも聴いては、遠い異国の市場の喧騒を思い浮かべたものだ。
さすがに、ラクダの隊商やら占い師はいないが、物乞い、うるさいイタリア人のガラガラカートおばあちゃん連中。日本には見ない哀愁を感じてしまうのだ。小太鼓のリズム、そしてドッシャーンというドラ。どこか祭魂が刺激されるのか?苦笑
ミラノの青空市場、パワースポットなり。
