お〜 ミラノ! | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで31年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

昨夜無事ミラノに戻った。

機内で、日本行きの際も観た「グレートーギャッツビー」を再び観た。帰国中、本も読んだが、やっぱり良かった。あとは、観たい映画もなく、「Frozen」なんぞ観てしまった。あ~これが、あの曲か...と思った。その後、「ドラえもん」を観始めたが、途中で断念。耳慣れた声優でなかったせいか、どうも違和感が。また、「暗殺教室」をイライラしながら観た。こんなの教育上よくないぞ!と。でも山田君が出てたから、最後まで観てしまった。なんだよ、それ!爆 仕方なく空港で購入した「バケモノの子」を読んだ。好きな映画がないと苦痛の12時間だ。これが、直行でなかったら、耐えられない。途中なんどもストレッチをした。体を動かさないと、固まってしまいそうだ。ミラノからの直行便は、現在アリタリアのみ。周りの友人、知人たちは、子連れであろうと、乗り継ぎで帰る人が多い。多少サービスは違うのだろうが、とにかく早く帰りたい。イタリア人のCAは最近、男性が多い。子供はもちろん、女性に優しい。友人の割れ物を持ち帰ったので、どこかに特別においてくれる?だめもとでわがままを言ってみたが、席上のキャビネットに他のお客さんの荷物が入らないようにしてくれた。さすがだ~。

ところで、今日は、朝から買い出しに出かけた。まずは食べるものが無かったので、バールへ。1軒目は、すでにブリオッシュの選択数が無かったので、別の場所へ...違うところへ行くと、やはり同じ。出遅れた~、と思っていたら、今焼きあがるわよ!といって、出来立てのブリオッシュを出してくれた。食べ終わって支払いをしようとすると、一人のおじいさんが中にやってきて、バールのお姉さんに一方的に話をしている。私が支払いをしていると「聞いているのか?」というので、いきなりおじいさんに向かって「バスター!」と怒鳴っていた。「困っちゃうのよ。一人暮らしだから、毎日やって来ては、私に吐き出すの。」という。「話し相手が欲しいんじゃない?」と言ったが、今度は私に文句を言う。皆はけ口が欲しいのね。まっこうやって私も毎日、自分の思いや感じた物を吐き出しているから同じことか。

帰宅して、日本から持ち帰った物を片付け始めたが、どこから手をつけていいかわからない。物が増え、いらない物を片付けたり、外に出していた植木を植え替えたり、その合間に昼食作り。

そうしていたら、ペルー人の友人からチャットが入った。「ミラノに戻った?」というので、昨晩ね、というとこれから産科の検診があるんだけど、一緒に来てくれる?と言う。はあ?彼女は8年ぶりの3人目の妊娠中期。何時にどこ?と聞くと我が家からだとミラノを横断し町の反対側の病院で1時間後の予約。なんでいきなり。なんで私?彼女は私よりイタリア語を話すのに。しかも2時間後には友人が我が家に来ることになっていた。急過ぎるわ。なので断った。いつも思い出したように、チャットして来ては振り回される。

友人が来て2時間くらいお喋り。段々眠くなってきた。相変わらず部屋は片付かない。

「ちょっと来て!」長男に呼ばれて応接間へ行くと、エジプト人の友人とfacetimeでビデオチャット中だった。彼らは同じアパートの住人で長男の一校上の友達。幼稚園からずっと一緒で、9月からは弟君まで同じ高校に入学してくる。両親も画面に現れたと思ったら、親戚まで出てきた。外にいるようで大きなビルが見え、バックからはコーランが響いていた。先日はラクダに乗ってバックにピラミッドが見えた。それこそ異国を感じた。

一度玄関を出ると、隣のシニョーレが待ってましたのごとく出てきた。今朝から水漏れしているのだけれど、自分の家の問題ではなく、アパート内の配管の問題のように思える、と言う。考えてみれば昨年帰宅すると我が家のしたのガレージが水漏れしていた。毎年この時期何かが起こる。泥棒に入られた年もあれば、蟻が大量発生した年、壁にカビが発生した年、昨年はスズメバチ問題があった。今年は珍しく異常なしか?

お~ ミラノ!なんでもありだ。

強いて言えば、蚊が多く寝ていても枕元ではブンブン言っており、あっという間に手足はボコボコだ。お~、これまたミラノ。

ミラノの日常が再開した。とにかく家を片付けよう。