今が旬 ~ 瓜科野菜 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。



子供に胡瓜とズッキーニって同じ?と聞かれたので、胡瓜は瓜科。でもズッキーニはズッカ(南瓜)から名前がきているから南瓜科、といってしまったが、考えてみたら、南瓜も瓜科なのよね。漢字を思い出せず。しかも、南瓜は冬至に食べるので冬野菜と思っていたが、西瓜、胡瓜、冬瓜,苦瓜...同様どれも夏が旬の食べ物。

西瓜や胡瓜は体の熱を下げ,利尿作用で余分な水分を出してくれる。胡瓜はビタミンCが豊富で、夏バテ防止にもぴったり。冬瓜は、冬までもつからその名前がついたんだそうな。古くから暑気払いに効く食べ物として重宝がられていたという。

畑をもっている母親の友人が毎週,収穫した野菜のおすそ分けしてくれるが、その中に必ずゴーヤも含まれている。ゴーヤチャンプルはどうも家族に人気がない。というわけで、酢と砂糖で佃煮を作る。ミラノのメルカートを見ていると、ゴーヤを扱っているのは、中国、フィリピンなどのアジアの食材店。アジアの多くの国でもやはりゴーヤを食するようだ。普通のゴーヤよりもイガイガがもっと針のように鋭いものもある。あれはもっと苦いのだろうか?

とにかく瓜科の野菜に共通していることは、総じて栄養価が高く、水分量とカリウムが多いということ。この暑さ、体にこもった熱を冷まし,体の水分や塩分バランスを整えてくれる働きがあるのが特徴だそうで,やはり旬には旬のものを!と理に適っているわけで,人間の経験と知恵で体を維持していたことを感じられる。

まだまだ日差しが強く、お肌がダメージを受けやすい夏こそ,瓜科を摂ってビタミン補給!