東海道中膝栗毛 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

補習校・高等部の夏休みの宿題として,日本の古典文学を読む宿題が出た。しかも、本は,補習校にある本は数に限りがあるので,はっきりいって早い門順。長男は、『東海道中膝栗毛』を借りてきた。

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読めるの?
かくいう私も、『東海道中膝栗毛』『十返舎一九』という名前くらいは知っていても,内容までは知らない。大体、日本の古典に興味を持ったことさえなかった。本をぱらぱらめくってみたら、村松友視氏による現代役版。ご丁寧にルビや解説までもがついている。ただ、読む本人自身が興味を持って挑まない限り、全く面白くもなく、苦痛な宿題になりえない。

またまた、じっとしていられない私は、図書館へ走り,小学生向けに書かれた絵で見てわかるはじめての古典を借りてきた。いや、読み出したら面白い!(私がはまってどうする?!)

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調べてみたら、大好きな演出家・クドカンこと宮藤官九朗氏による脚本・監督(しかも初監督!)映画『真夜中の弥次さん喜多さん』というのを発見!しかもキャストは、彼のドラマや映画には欠かせない、TOKIOの長瀬君、阿部サダヲ、森下愛子、古田新也...とクドカンファミリー勢ぞろい。彼のドラマや映画はガチャガチャしていて大嫌い!という人も多いが、逆に私は大好きなのだ。



商家の若旦那でしっかり者の弥次さんとヤク中の旅役者、喜多さんはディープに愛し合う仲。ある日、極度の薬物依存でどん底まで落ちてしまった喜多さんを救いたい一心の弥次さんは、“何でも願いが叶う”というお伊勢様に最後の望みを託して、喜多さんをお伊勢参りへと連れ出すことに。日本橋をあとにし、お伊勢様を目指して東海道を一路西へと進む弥次さんと喜多さん。ヤク中で前後不覚の喜多さんを弥次さんは献身的に支えて旅を続ける。しかし、伊勢が近づくほどに、その旅は、現実と幻覚、生と死が入り乱れ、混沌の度を深めていく…。(DVDレビュー抜粋)

いやあ、この夏休み、弥次さん・喜多さんの珍道中にどっぷりはまりそうだ!楽しみだなあ。笑