フランス人とお稽古 〜 その3 食べてサクサク、口でとろけるヴァニラ•キプフェル | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

最近、探している本があり、近所のPIME(ミラノ外国宣教会)の本屋へ先週から何度も足を運んでいる。そのたびに、PIMEの真ん前に住んでいるフランス人の友人宅にアポなしでよっては、お茶をご馳走してもらっている。その時に出してもらったお菓子、ヴァニラ•キプフェルが気になり、教えてもらうことになった。

キプフェルとは三日月を意味するという。確かに、ブーメランチックなお菓子だなあと思っていた。

マリー•アントワネットが17世紀オーストリアハプスブルグ家より、フランスのルイ15世の元へ嫁入りした際、オーストリアから菓子職人を連れて行くほど大のお菓子好きで、そんな彼女が多くの菓子の中から、特にこのウイーン菓子「ヴァニラ•キプフェル」をこよなく愛したという。フランス発祥といわれる「クロワッサン」も「ヴァニラ•キプフェル」を元に作られたと言われているそうだが、ちなみにミラノではクロワッサンは「ブリオッシュ」と呼ばれるが、ローマでは「コルネット」(受話器)と呼ばれている。けれど、クロワッサンを調べると、三日月という意味だという。つながった!!へーーーっ。

余談だが、こんな話もある。1683年にトルコ軍の包囲を打ち破ったウイーンで、トルコの国旗の三日月になぞらえたお菓子の登場した。それがヴァニラ•キプフェルなのだろうと。へーーーっ。

今回は、スペイン人の友人も参加。イタリア人も前半、後半入れ替えがあったものの2人が参加。

さて、こちらが分量:
砂糖   35g
バター    120g(常温でやわらかくする)
小麦粉  140g 
アーモンドパウダー 60g 
バニラエッセンスバニラスティック  1本

1. 常温で柔らかくなったバターに砂糖をまぶす。

2.  そこへアーモンドパウダーを加え、よく混ぜる

3. バニラエッセンスを適宜加える。
4. 棒状に捏ね、7-8ミリ程度に切り、両手でこねて三日月型にする。

5. 170度のオーブンに入れ15分ほど焼く。
6.  少し冷めたところで、粉砂糖とバニラシュガーをまぶす。


途中、生地を多少寝かせることも兼ね、ティ-•タイム。中がとろけるガトー•ショコラとアップルタルトをいただく。タルト生地も彼女が全部作るのだが、軽く胸焼けなし。

友人曰く、中華街近くの薬草専門店にいろいろな生産地のバニラがスティック、液体と置かれており、そこのを使ったらスーパー•エッセルンガのバニラエッセンスなんてもう使えないわよ、と言われた。焼きあがったクッキーにまぶしたバニラシュガーには、ミキサーにかけ粉末状になったスティックが使用されていた。

まだまだ先の話だが、クリスマスシーズンに喜ばれるかもしれない。何はともかく非常にリッチでボンバな午前中であった。

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