ちょっと読書 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

昔より本を読まなくなった。
PCや編み物をしている時間が長く、なかなか時間が取れない。寝る間際に本を読もうものならすぐに寝てしまう。そうでなくても、世の中、本離れが進んでいるんじゃないだろうか?

また、外国人でイタリア語の授業がついていけないのなら仕方ないが、国語としてのイタリア語で赤点をとるイタリア人も多い。やはり本を読んだり、文章を書くことがすくないことが影響しているんじゃないだろうか?

ところで、年が明け、学校がはじまると次男の学校の入り口に、守護聖人としてのカードをご自由にお取りくださいとあり、その横にかわいい本が三冊置かれていた。Paoline(女子パウロ会)から出版されている本で、あらゆる局面に出会った時、自分らしく生きるための指針となるような日々の言葉が書かれた本であった。

「これは、ご自由にどうぞじゃないですよね?」と校長のソーラに聞くと、「ノー、ノー、ノー。全く置いていくと、皆持って行っちゃうのよ。以前、聖人の本を入り口においていたら、全部持っていかれちゃったわ。これは、ここで読む本。そのうち大量に注文するから」とおっしゃったので、希望者には売ってくれるのかな?と思っていたら、今日新たに本棚が置かれ、自由に貸し出しされるようになっていた。自己申請とはいえ、一応ノートには記入しなくてはならない。

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今回借りてきた一冊は「Volersi bene」。<互いに愛し合う>という意味である。調べてみたら、なんと日本でも「女子パウロ会」から「結婚生活セラピー」として出版されていたから驚いた。
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子供向けの本だと思っていたが、どちらかというと、保護者向けの、世界の基本であり、子供たちの第一の学校でもある「家庭」のあり方、つまり夫婦のあり方の本だったから、さらに驚いた!

夫婦がよりよく生きるということは、経済的、子供の教育、家事の分担、仕事としてのキャリアの調和に注意を払うのではなく、愛の行為が大切であって、そうでないと危機の道が始まる。喜びも苦しみも受け入れ、夫婦の愛情を育て、トラブルを防ぐのに役立つよう作られた30項目の簡単明瞭な手引書で時代を超えた知恵が秘められているという。

簡単な言葉で綴られており、一項目はほんの数行。非常にわかりやすい。

宗教的なことには一切触れていないが、基本として愛と感謝、許しの大切さに触れている。一度、目をつぶってしまうと、そのまま流してしまいがち。新たな気持ちで読んで、熟成した結婚生活が過ごせる様努力しようとするか。


http://www.libreriadelsanto.it/libri_di/editore/Paoline_Edizioni/Elf-Help_books/page1.html