まだちょっと早いけど,12月13日は「サンタルチア」の祝日。
♪スルマーレ ルチカー ラストー ダルジェント...
ナポリ民謡の「サンタルチア」はヴェネチアのゴンドラ上でもよく歌われるが,ナポリのサンタルチア港は,香港,リオデジャネイロと並ぶ世界三大美港に数えられ,この景色は「ナポリを見てらから死ね」と言われるくらいだ。あれっこの諺イタリア語でなんて言ったっけ?【Napoli, morire】と検索をかけたら,沢山事件が出て来た...爆 実際は,Vedi Napoli, e poi muori.
サンタルチアはシチリアのシラクーザ出身(283年)で,日本では「シラクサのルチア」「聖ルチアおとめ殉教者」と呼ばれているようだ。
裕福な家庭に生まれたルチアは、信仰深い両親のもとで育てられ,父の死後、母の健康がすぐれなかったため、母とともにカタニアの聖アガタ(シシリア島の殉教者)の墓に巡礼し、母の病が癒された。この奇跡を機に、ルチアは生涯を神にささげる決意をしてそのことを母に話し、自分の財産を貧しい人びとに与えた。以前ルチアとの縁談があり、彼女に好意を寄せていた異教徒の青年はそのことを知って怒り、彼女がキリスト教徒であることを知事に火あぶりにすべきだと訴えた。(当時は、ローマ皇帝ディオクレチアヌスのキリスト教迫害下にあり、すぐに彼女は捕えられた)。
牛の一群につないだり,のど元に剣を突き立てても微動だにしなかったという。最後の拷問として,ルチアは両目をえぐり出され,奇跡が起き,目がなくとも見ることが出来たという。
ちなみに,絵画や像では,彼女はしばしば黄金の皿の上に自分の眼球を載せた姿で描かれている。
そして,ルチアというのは,光Luxに由来することから,暗闇を照らす光の守護者して位置づけられたり,目の見えない人,光と関連し,ガラス工,喉を割かれたので喉の病気の守護者としてあがめられている。
以前,目の移植をした知人がその後ちょうど「サンタルチアの祝日」に検診があり,ドクターと看護師と共に祈りをあげてから検診があったと聞いたことがある。さすが,イタリア。

