9月の日記に,「土曜の午後はパラダイス。在ミラノの物好きで勇気ある女性の(ゴスペル)参加お待ちしてます。」と書いたところ,実際問い合わせがあった。そして,その彼女と共通の友人にも声をかけてみたら,行ってみようかな?と行って参加決定。いやいや,書いてみるもんだな。そしてもつべき物は友達だ。笑
さて,わがゴスペル,カナリアならぬ「ガナリア隊」は何年歌っていても,なかなか舞台のライトを浴びることがない。カナリアだったらかわいいが,所詮「がなり立てる」おばちゃん?基,元女子連盟。でも,英語の発音なら違うものの,カタカナ読みのガナリア(gonorrhea)とは,淋病のことらしいので,この呼称続行はやはりまずいかな?苦笑
ところで,我々が『師匠』と仰ぐマエストラが,ギタリストと日本の民謡をアレンジし,Tinsagu Projectとしてコンサート活動をされており,また近々CDを発表されるようになり,私たちコリスタ達も「トンコリへチリ」という樺太アイヌの歌のバックコーラスを歌うようになった。「トンコリ」という弦楽器を伴奏にしたアイヌの歌と踊りのようで,送られてきた歌詞カードとMP3はリズムも言葉も外国の曲。笑 とりあえずは自主練ということだったが, 一度聞くと脳裏に焼き付くメロディ。家で歌っていると何度も子供達に「ママ~, いい加減やめてよ~」と言われたのは実は私だけではないらしい。爆
さて, いよいよレコーディング当日。
レコーディングスタジオなんてありゃしない。普段練習を行っている学校の音楽室に集合。今や自宅でレコーディングができる時代。PCとマイクがあればできてしまうのだ。練習30分。じゃあやってみる? マイク2本に対し, コーラス12名。伴奏が聞けるイヤホンは2本のみ。左右別々にして聞けるのは4人。なんとか他のメンバーをうまく率いれないといけない。一本もらうはめに。ゲゲゲ。大役だ!! テーク1。ギターの伴奏と師匠の声が聞こえて来る。指でリズムを取りながら, なんとか皆上手に入れた。こういうのって何十回もトライするのかな?と思っていたが, 2回でオーケーが出た。 えっそんなもん?
ブラヴィッスィメ~!!ギタリストに言われる。えっそうなの?
皆が調子に乗ってきたところで, 「じゃ~他の曲も頼んじゃおうかしら?」とマエストラ。
まずは「北海盆唄」。 ♪エンヤーコーラヤ ドッコイジャンジャンコーラヤッ!!のかけ声。「あれっこれってドリフのオープニングじゃなかったの?」昭和30-40年代生まれなら絶対土曜日の夜はこの番組を見ていたはずだ。爆 なので,振り付けも覚えているし踊れちゃう。また,♪は~どうした,どうした, ♪は~,それから,それから...などと勝手に声を入れたくなってしまうのだ。爆 これも収録即オーケー。私たち,ゴスペルよりも民謡,演歌系の方があってるのかもしれない。やっぱり日本人の血が騒ぐ?!
その他,「おてもやん」「炭坑節」「花笠音頭」もちょびっと声で参加。
炭坑節なんて,一人が♪チャンカチャンカチャンチャン,チャンカチャンカチャンチャン...イントロを歌うと,皆同時に手拍子が始まる。いいな~このノリ。♪つっきが~出た出た~,つっきが~出た~…ヨイヨイ。えっなんでみんな踊れるの?!驚く人もあり。だって,盆踊り行けば必ず踊るでしょ?笑
花笠音頭。 ♪ヤッショーマッカショ,ヤッショーマッカショ...とこれまたかけ声を入れるだけ。毎回いい出来。途中,図書室に本の貸し出しに生徒達が,ドドド...っ!!と階段を走ってきたり,おしゃべりの声が聞こえてくるので,その度に中断。ゲゲゲ。次男のクラスだわ。子供達が何度も教室を覗きにやってきて,壁をたたいて来る。その度に,誰かしらが外に出ては注意していた。あげくの果てに「ヤッショーマッカショ,ヤッショーマッカショ...」と歌う児童も。ちなみに次男ではなかった。ほっ。
途中で,ギタリストに,私たちの歌も披露。「oh happy days」や「rock my soul」を歌ったが,歌い終わった瞬間,常にコンマ数秒,反応が遅れながらブラヴィッスィメ!!と言われるのだが,その度に,う...ん,微妙なのかあと自己判断。笑
皆楽しく歌い,あっという間の2時間半だった。
CD発売が待ち遠しい!!
