オンラインショッピング ~その2 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

・・・というわけで、銀行振り込みのため、銀行へ出かけた。

機械での振り込みは,やたらと「振込み詐欺」防止のために、画面に
①子どもや孫などの親族に電話で頼まれたものか?
②振込先は「知らない人の口座」、「初めての口座」であるか?そして
①②の両方にあてはまりますか?と聞いてくる。


行内放送までも「振込み詐欺にお気をつけください。」と繰り返しテープが流れている。確かにさ・・・振込み詐欺は多発してるんだろうが、しつこいわ!

とはいえ、私は何をどう答えたとか、打ち込むたびに、「係員をおよびください」となってしまう。なんで?!違う答えを押したら、画面が先に進んだ。ありゃあせるわね。

次に、「あなたの番号をお打ち込みください。」とあった。「私の番号って?」わからずパスワードを入れていたが、よく読むと、『相手先に送る送金用にパスワードとして<私の>の振込み番号を設定』しなくてはならなかったようだ。けれど、翌日よくみると、「今回は必要ありません」という項目もあり、なんだ・・と思ったものだ。

それから振込み先の銀行名、そして支店名の一文字目を選択すると、相手銀行が出てくる。そして、科目(普通、当座、貯蓄)それから初めて相手の口座番号を記入できるのだが、次に「お受取人の口座は存在しません!」と出てきてしまった!えっなんで?さっ詐欺だったの?何度やっても同じ表示。

なんでよ・・・時間外の振込みだったので、窓口には誰もおらず,きょろきょろすると監視カメラと目が合う。行動が怪しい不審者に見えるか?!悪いことしてるわけじゃないのに、嫌な気分。帰ってもう一度確かめよ・・・

結局私は当座預金を普通預金と打ち込んでいたのだけれど、そのときは、もしやこれも詐欺では・・・?!不安ばかりだった。2日目にして振り込みは成功したわけだが,時間外だったということもあるが、あせっていると,<よく読まない>。きっと年をとっているともっと<よくよまない>かもしれない、と思った。

しかも、上記 あてはまります。 あてはまりません。  あれは、結構わかりづらいのではないだろうか? 詐欺,詐欺、詐欺・・・頭の中でリフレーンしているし、実際初めて支払うところだったから「あてはまる」にしたら、画面は前に進まない。読解力テストみたいで嫌だった。

この振込みを行ったのが,午前中。お昼ごろには、取り扱い業者から「入金を確認しました。商品を発送しました。」とあったから感激!!翌朝早速到着。

こちらがその商品。

また、結婚当時,母が買ってくれた鍋の取っ手が壊れてしまい,業者に電話をしたらすぐに取っ手のみが送られてきた。すばやいっ。

考えてみたら、帰国にあわせて,ポータブルのルーター・レンタルをオンラインでオーダーし、成田空港に届くように指示。午後は2時間おきに、指定ができるが午前中はおおざっぱに<午前中>のみ。それこそ8時に到着しようが、11時半に到着しようが、午前中は午前中。私たちの便は朝8時50分に成田に到着し、荷物もほぼスムーズに出てきてしまったので,万が一、ルーターが届いていなかったら、時間をつぶさなければならない・・・と思っていたら,私の郵便局入りと同時にルーターが到着。すごい!!と思った。

まあ、これも日本ならではだろう。昔「お客様は神様です。」と三波春夫だかレッツゴー三匹が言っていたが,客側の満足度に標準を合わせることが大切。特に宅配便などのサービス品質とは、荷主の満足度ではなく、荷物を受け取る側の満足度を重視。イタリア人に教えてあげたいわ~。

ちなみに、ミラノの宅配業者SDAというところは,なぜか南米人を多く雇用している。あれはなぜなんだろうなあ。笑