遠足日和だった。
9時15分学校前集合、または10時に現地(スフォルツェスコ城広場)集合。学校集合組は9時20分には出発とのこと。無理でしょう?!笑
9時に行くと、スタッフはぱらぱら来ていた。
15分、20分・・・だいぶ生徒たちがやってきたが、それでも数人足りない。
遠くから、閉じたままのベビーカー、子供の手を引きながら、大きな荷物を持ってやってくる母子あり。トルコ人生徒だ。数人で走って荷物と幼児の手を引いて集合場所へ。すでに9時半。総勢41人の珍道中が始まった。
最寄の地下鉄の駅まで徒歩で行く?それともバス?
95番バスが2分と表示されていたのに、急に5分になってしまった。待ってられない!会長代行のベアが歩き始めてしまい、その他大勢がぞろぞろ動き出した。でも徒歩5分では、駅には着かない。遠くからバスの姿が・・・結局私は数人の生徒たちとバスを待つことに。微妙に2台続いているように見えたので、先に歩き始めたグループに連絡。返答なし。バスに乗ってから、ベアに電話。「あっベア・・・今ベアの前を通るバスに乗ってるの!もう一台続いてきているから、そちらに乗って!」叫んだが、歩くからいい!!と・・・
駅で合流し、地下鉄ホームに下りた途端、地下鉄到着。行きなり乗っちゃうのは無理でしょう?乗れる人だけ乗ってもらい、私はそこに残り、乗れなかった人をチェック。やはり10人近くが改札口にまだいた。
乳幼児が6名。
昨年に比べたら、生徒たちの荷物も少なく、身動きは余裕?!
カイロリ駅に着くと、ホームに先発グループが我々を待っており、地下鉄の扉が開いた途端に拍手で迎えられる。10時!!(しかし、集合場所についたときは10時10分。まあ10分の近くは良しとしよう。)
現地集合組とガイドさんと合流。ガイドはロシア人のナタリー。在ミラノ8年、ボランティアで外国人との異文化交流のためのガイドをしているという。
スフォルツェスコ城の概要を聞く。
生徒全員、聞いてわかるの?教授軍に聞いてみた。「無理だろうな・・・」と一言。たまに、教授軍が気付くと、ガイドさんの話を止めては、言葉の意味、名詞などを説明していた。もちろん、中には必死にメモをとっている生徒もいた。
日陰に入ると、寒気がするほどひんやり。風も微妙にあった。
上着を脱いだり、着たり・・・。
1時間半の観光を終え、城から続くセンピオーネ公園へ移動し、お弁当タイム。緑の芝生が続く憩いの場。
1時間後に近くのバールに席を予約していたので、カフェ、ジェラートを食べましょうと行っていたのに、1時間立っても、アラブ人女性たちの食事は終わらず。結局バールの予約を2時に延期してもらい、時間をつぶすことに。
私は、スパッツィオ・ビンビで一緒の子供たちを率いて芝生のマルゲリータ摘み。ふと、ふりむくと、アラブ人女性たちが、レレレレ・・・・・・と掛け声をかけ始め、歌い始めた。はじめは、生徒の一人が、首にかけていたスカーフを腰に巻き、ベリーダンスを踊っていたが、誰かが携帯電話の音楽をかけ始め、ガイドさんのマイクでボリュームを上げた。
レレレレ・・・・・・・・・・・、インディアンかい?!
いや、あれは、アワワワワ・・・・・か。爆
音楽と掛け声と共に、両手を開いて腰を降り始めた・・・。乳児を抱いていた生徒も子供を預け、踊りに行っちゃった。「血」の違いだな・・・飛び込んで、混ざっていったイタリア人のおばちゃん一人。ほとんどのイタリア人でも躊躇してるぞっ。笑 周りを見回してみると、まだ8ヶ月の乳児も手をたたいて喜んでいる!!
音楽のボリューム・アップ。散歩途中の人たちが、皆立ち止まって私たちを見ている。巡回中のパトカーを見かけたが、それでも注意されることはなかった。笑
2時になり、バールに移動。各々がもらったクーポンでカフェやジェラートをオーダー。私は、トルコ人とスーダン人、エジプト人女性と同じテーブルになった。子供のバイリンガルについて話が出た。イタリア語と母語との両立は誰もが苦労をしている。「でもね、外国人だからイタリア語はできなくても当たり前、くらいに割り切っていたほうがいい。外国人生徒がいると、クラスのレベルが下がると文句をいうイタリア人も多いが、実際問題、中高生になるとイタリア語が赤点対象になり、進級できないイタリア人の学生も沢山いるんですよ。」と私の経験談を話すと、ちょっと安心した様子の生徒たちだった。
3時半に地元の眼鏡屋に長男を連れて行かなくてはならなかったので、2時半に先に抜けた。(その後生徒たちは、水族館へ移動)同じ教会の聖歌隊メンバーであり、Itamaの生徒でもあるインドネシア人のシスター二人とカメルーン人と一緒だった。カメルーン人はミラノに来てまだまもない。カトリック信者で、同じ教会内のフランス人会に来ているのだそうだ。エジプト人でもItamaには、コプトの人たちも多く、今年の聖霊降臨祭は在ミラノ外国人共同体及び大司教様が我がパロッキアにいらっしゃるので、楽しみだ。
最後の最後、あとバスで2駅!というところで、次男の学校から、次男嘔吐のため、至急迎えに来てほしいとのことだった。なんというタイミング・・・。
最後の最後、あとバスで2駅!というところで、次男の学校から、次男嘔吐のため、至急迎えに来てほしいとのことだった。なんというタイミング・・・。






