先日、ミラノの日本人カトリック会のクリスマス会が行われた。メイン・イベントはなんといっても、子供によるキリストの「生誕劇」。よちよち歩きから14,5歳の少年・少女によるもの。当日、風邪で急遽こられない人がばたばたと出て、羊飼いと東方の三賢士役のかけもちとなってしまった。
羊飼いが登場し、寝ているところに、今度は天使が登場。
「おきなさ~い、羊飼いたち~。今夜、ベツレヘムの厩に、キリストがお生まれになりました~」まだ6歳の天使役の日伊ハーフちゃん。たどたどしい台詞がまた、かわいらしい。
3幕目に、羊飼いと同じキャストで、今度は東方の三賢士登場。羊飼い同様、い きなり地面にひっくり返っちゃう子あり、これまたかわいい。
翌日は、次男の学校のクリスマス会。
宇宙人がやってきて、この時期、世界では何をしているの?といって子供たちがクリスマスを紹介する劇。
公立の学校では、宗教色は出さない、プレセピオも飾らない、といった学校が増えたわりに、次男の学校は、クリスマス・ツリーにプレセピオも飾り、十字架も教室にある。そしてついにキリストの生誕も紹介!

シーンの合間、合間にクリスマスに関した歌が入るが、かなりイエス・キリスト~♪という言葉も入り、びっくり。White Christman, Happy Christmasなども歌い、50分にわたる長い劇だった。ちなみに次男は、マリアとヨセフが出産できる場所を探していたとき、「泊まる場所はない」と断る宿屋の親父役。笑
こちらの曲は、結構いい曲で感動。
"L'Angelo Postino" - Pupo
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昨日は、ミラノ司教館にて、ミラノ大司教区における外国人共同体の代表者とアンジェロ・スコラ大司教との謁見の場が持たれた。私は、普段地元のパロッキア(小教区教会)に通っているが、日本人教会の代表者と指導神父に声をかけていただき同席させていただいた。
ミラノには、アジア、南米、中東などの外国人共同体が20以上存在する。フィリピンはミラノに3つの共同体があるのだ。そして、今月はブラジル人教会というのも誕生した。
私自身は、以前、移住・移動者司牧事務局の責任者、ドン・ジャンカルロがたまたま私のパロッキアに講演会にいらっしゃり、直接ご挨拶した際、君は、このままこのパロッキアに根を下ろせばいいとアドバイスいただき、そのまま活動しているのだ。教会の中では、自分が日本人だということを意識したこともない自由なところだ。
話は基、個人的に大司教とご挨拶ができるというので、折り紙でプレセピオを急遽作成。久々作ったので、なんと3時間もかかってしまった!
また、日本人教会からは日本の聖書をプレゼントしましょう、ということで、表紙の内側に、大司教の最近のミラノ大司教区に出された書簡のタイトル「Il Campo è il Mondo」(畑は世界 マタイ)を日本語で書き、平和への祈りと署名をいれた。
「いや~日本語は興味のある言語なんですよ」と大司教。「プレセピオも私のコレクションのひとつでね~。」となぜかずっと私の手を握ったまま・・・???記念写真もばっちり。
こちらは、お御堂に飾られていた木製のプレセピオ。


