ご近所さん 〜 その2 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで33年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

我が家が住んでいるアパートには8軒入居者がいる。 

我が家を含め、外国人は3軒。フランス人学校が近いため、常にフランス人家庭がいたが、現在は我が家とエジプト人一家と、東欧系の女性グループが一軒。 

我が家が引っ越してきたとき、一軒、一軒挨拶に回り、皆歓迎してくれたが、いざエジプト人家庭がくるとなったら、皆好き放題なことを言っていた。カーザ・ポポラーレから引っ越してくるなんて・・・でもカーザ・ポポラーレに住んでいる人が皆、不法移民というわけじゃないでしょう?狭い固定観念というか、他人を見下していませんか・・・?逆にその人たちを、違う目で見てしまいそうになった。 

実際そのエジプト人たちは 、子供たちを私立へ通わせ、ピッツァ職人だったが、その後イタリア人と共同経営でレストランも始めた。ただ、そのパートナーとうまくいかず、仕事を辞め、現在違う仕事を始めたが、とにかくまじめな人たちである。 

奥さんは、ブルカを着用していないので、エジプトのキリスト教、コプトなのかな?とも思っていたが、息子君たちは、夏になるとちゃんとラマダンを守っているようだ。 

ところで、今朝メルカートに出かけ、家に帰る途中、そのエジプト人の奥さんにあった。「チャオ!元気?」すると「私の両親を紹介するわ・・・」と道端で立ち止まった。いかつい顔のお父様、アラビア語で何か言われた。「コーヒーでもどう?」彼女が通訳してくれ、「あら、喜んで ・・・」一緒にバールに入った。 

彼女がオーダーしに行ってしまったので、残った彼女のご両親とテーブルにつく。お母さんは、ブルカを身に付けていた。けれど、父親は、ロザリオよりも大きく、かといってネックレスよりは小さめな黄色系の天然石を手にしていた。Do you speak English? 聞くと、うーん、片目をつぶって首をふる。 

「これはなんですか?」と天然石を指差した。輪になっており、真ん中に長めの石が入っていた。祈りのポーズをし、私の腕にあるロザリオを見せると、「ノー!!」といって、天井を見上げ、空を仰ぐポーズをし、「アラー!!」といわれた。彼女が戻ってきて、「これは、ミスバハというの」と教えてくれた。祈りを数えるものだという。イスラム教にも数珠があるとは、初めて知った。 

実は、彼女のご長男君と我が家の長男は幼稚園から同じ学校で、現在高校も1学年違うが一緒の理数系の高校で、毎朝一緒に通っている。家にもしょっちゅう遊びにいっているようだが、イタリア人同様普通の家だよ、と長男。そうな んだ・・・ 

毎朝、あちらのご子息が、迎えに来るのだが、時間的余裕があるとはいえ、ほぼ100%我が家の長男が待たせてしまっている状況。申し訳ないから、これからは先に行ってもらってもいいのだと伝えると、大丈夫、大丈夫。家を早く出たいだけだから・・・という。その度に彼女は、両親に通訳する。 

一緒に写真を撮りましょう!とお母さん。 
はっ??? 
あまりにも親しみをもってもらい、こちらの方が驚いてしまった。 

また、日本に一度行ってみたいと仰り、飛行機は何時間くらいかかるのか?いくらくらいかかるのか?またはヴィザは?などといろいろ質問された。エジプト人は、イタリアに来る際、65歳以下は皆ヴィザが 必要なのだそうだ。ちなみに、帰宅してから調べてみたら、エジプト人の日本入国にもやはりヴィザが必要なようだ。 

2ヶ月ミラノに滞在だという。また、お会いしましょう、とバールの外にでると、お母さんは、私のことを気に入ったといって、いきなりハグされた。両頬にバッチョ・・・あれっ何回だったっけ?と一瞬2回?3回?頭をよぎったが、2回だった。 

なぜかアラブ系、母子に好まれる私。 
今日夕方、Itamaに来ているモロッコ人の2歳の女の子に久々あった。おばあちゃんの具合が悪く1週間お休みだった。レッコの叔父さんの所に保養に行ったので今週からItamaに復帰出来るが、毎朝T子の所へ行く!っていってたのよ、と言う。嬉しい限りだ。 

こんな時、アラビア語ができたらな・・・とつくづく思うわ。 


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