でも語源を調べてみると、もともと形容詞のMisero<哀れな、気の毒な>から名詞・Miseria<悲哀、苦悩>があり、sentimento, per il quale la miseria altrui tocca il nostro cuore、他の人の<哀れみ>が私たちの心<cordia>に触れる感覚のことを、哀れみ、悲哀、慈悲、というのだろう。とにかく、心で触れることが大切。
ところで、先日、教皇フランシスコは、アンジェラスの祈り(お告げの祈り)の最後に、信仰年の閉幕において、成果を具体的にするために特別なお薬をお勧めします、と話された。ついにパパ様は、薬剤師になられたか?!笑 心臓の絵が描かれたパッケージを出され、心でのむ59錠の薬が入った霊的なお薬「ミゼルコルディ-ナ(あわれみ)」です、と言われた。
中に入っていたのは、ロザリオ。そして<使用上の注意>として、聖ファウスティナ・コヴァルスカの「神のいつくしみへの祈りの花束」の祈りが、イタリア語、スペイン語、英語、ポーランド語の4ヶ国語に書かれているというもの。
「この薬は、私たちの霊魂に、そしていたるところに愛を広げるために、また許しと兄弟愛のために、霊的に作用します。服用することを忘れないで下さいね!なぜならば、それは心によく効くからです。霊魂に、そして生活全体そのものに作用します!! 」
なんと茶目っ気あふれるパパ様なのだろう。このMisercordinaは、サン・ピエトロに集まった6万人の信者に配られたと言う。
「神のmisericordiaが世界を変えます。この「misericordia」という言葉は「慈しみ、あわれみ」という意味です。神の慈しみを受け取り味わうならば、それがたとえ小さな慈しみであっても、世界をより温かく、公正なものとしてくれます。わたしたちはこの神のあわれみをよく悟らなければなりません。神が忍耐強く、あわれみ深い父であることを悟らなければなりません。」(2013年3月19日 教皇フランシスコ就任感謝のミサ説教引用)
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http://www.cbcj.catholic.jp/jpn/feature/francis/msg0063.htm
