人間ドック | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで33年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

今年も人間ドックに出かけてきた。

メニューは昨年と一緒。子宮がんと乳がんを含むガン検診と胃カメラによる胃がん検査+アルファ。

昨年、胃カメラを『鼻カメ』が楽!と勧められたが,痛くて痛くて,ぎりぎりになって口からのに変更。今年は、初めから口からの内視鏡を指定。とはいえ、前の晩から緊張し、胃がきりきりしてしまったくらいだ。笑

8時45分の予約だったが、8時25分に到着。1番のり~。すぐに採尿、身長、体重測定が始まり、血液検査の後に、胃液に泡を立たせない薬をのんだ。

ベルトコンベアー式ではあったが,さすがに無駄なく早い。他の患者さんと話すこともなく、小説を検診用パジャマのポケットに入れておいたが、読む暇さえなかった。笑

ドクターとの面談。私の問診表をみて「元気そうじゃないですか?」と一言。なんか年のわりには・・・ってことですか?笑 何か聞いておきたいことありますか?といわれ膝裏の血管が青すぎませんか?浮いてませんか?ときくと、「まったく問題ないですよ!」と鼻で笑われた。とりあえず、疑問に思ったことは,聞くだけ聞いておかないと安心できない。

ちなみに、ミラノのホームドクターに「低血圧で・・・」というと、「高血圧よりはいいよ。」といわれ、「貧血なんですが・・・」というと、「閉経したら治るよ」といわれた。えっあと数年も辛抱するんですか?爆

話は基、強いていえば,視力検査で何も見えず。特に何もいわれなかったが,この1年いきなり視力が落ちた。昨年、老眼鏡を作ったが、これまた一気に進行。また作らないといけない。たまんないね!

レントゲンも余裕。ミラノでの検査だと下着一枚にならないといけないし、冷たい鉄板に体をつけそのたびに「ひえっ」と声を上げてしまうが、下着一枚の上のパジャマでOK. 

しかし、やはり胃カメラはつらかった。
昨年の鼻用の麻酔よりは楽だったが,自分の体の一部が、自分の意思に反し、その部分だけかけてしまうような、つまり麻痺することほど,恐ろしいものはない。どろどろしたゼリー状のものをのどの奥に注射2本分流し込み、上を向き,口をあけたまま5分静止していてください、という。どうしても苦しければ、飲み込んでもいいし、渡された容器に出してもいいけれど、なるべく頑張って下さいね、ということだった。歯の治療だって唾液を吸うバキュームがあるから口をあけていられるのであって、そうでなければたまらない。

口をあけつつ,徐々にのどの奥が,固まっていくような感覚に。5分後、タイマーがなったが、誰もかけつけてくれない。お~い!!誰か来てくれ~!!くちから流れ落ちそうだ。飲むといっても、飲み込めないよ~!!数回に分けて、飲み下す。

奥の部屋に通され、機材にかかっている長い,太いチューブをみて、ゲゲっこれが口から食道を通って胃に到達?考えただけでも恐ろしい。マウスピースを加えテープで抑えられた。いきなり吐き気がし、涙が出始める。

昨年と同じ看護師さんに,「大丈夫ですよ~、すぐ終わりますからね~」と背中をさすられる。チューブが挿入され,なんといってものどの奥から食道に向けてカーブする時が一番苦しい。その度に、おえっおえっとなる。昨年は、オレンジ色の液が吐き出されていたのを見たので,胃液だったのか?と思ったが,どうもゼリー状の麻酔の後に、またうがいさせられた液体だったようだ。

目の前には、内視鏡に映し出された自分の体の一部があるのに,痛さと怖さで目が開けられず。ずいぶん体が硬くなっていたようで、しばらくして気づいたときは、横向きの体で腰から頭にかけて浮いた状態でいた。ものすごい腹筋力と背筋力だ。笑

胃の中に空気を入れて圧力を入れるけれど,ゲップは出さないで、といわれた。ゲップは出さない、ゲップは出さない、もう呪文のように自分に言い聞かせる。胃が膨らんでいくのがわかる。うっすら目を明けると、飲んだゼリー状のものが、ぐるぐる細いカーブを押し出すように動いている。こわすぎ!!

チューブがどんどん胃の中にとぐろを巻いていくようで違和感があった。じわじわ抜けていっているのだろうか、やっと安堵感。目をぱっちりあけて画像をみた。中は、どこもピンク色で、でこぼこもないぞ。荒れているような感じもない。

やっとチューブが口からはずされ,マウスピースを除去し、口にたまったものも排出。終った~!!

「きれいでしたよ。問題ありません。」
えっそうなんですか?昨年は慢性胃炎といわれ、胃の入り口に1ミリ程度のポリープがあり、要観察といわれていたのですが・・・といったが,そんなことは、まったくなかったという。

気が抜けた。この1年みぞうちが痛くなることも数回あったし、「胃潰瘍だったら、海外での子育てのストレスだからね!あんたたちのせいよ!!ママをもっといたわりなさい!!」と家族を脅していたが、問題ないようだ。私の方が強いということか。笑

とりあえず、結果待ち。・・・とはいえ、心配したほどではないらしい。

病気になっても、ならなくても、生きているからこそ味わえる喜び、もっと感じておこう。