以前、補習校ママに子供の日本語教育に関する意識調査を行ったことがある。その調査結果と分かち合いの場を持ったのだが、ある若い母親の意見が印象的だった。
自分が、若い頃読んで感動した本を子供にも読んで感動してもらいたい。
・・・たしかに、自分が若い頃読んで感動した本をいつか子供が読んでどう感じたか分かち合うことができたら素敵だと思う。けれど、子供に日本語で読んでほしいか?それとも彼らは日本語で読むのだろうか?と考えると、疑問だったし、今ではほとんどあり得ない。というよりも、まずはイタリア語で読んでから、いつか日本語で読む日が来るのかな・・・???と希望よりも諦観の方が大きいか?!
最近、長女がカフカの『変身』を(もちろん)イタリア語で読んだ。「ママ、あれ読んだことある?」と思って、ゲゲ・・・と思った。笑 ボッカッチョの『デカメロン』は?といわれ、真っ青。そういやあ、ダンテも読んでいたぞ・・・
ところで、マンゾーニはミラノの貴族出身で、19世紀イタリア最大の国民作家といわれているが、彼の『いいなづけ』は、ダンテの『神曲』と並ぶ古典の傑作とされており、イタリアの中学の国語でもさらっと習うようだ。 この二冊は、(実際のところはわからないが)イタリアの家庭であれば、持っているのが当たり前、と聞いたことがある。
そして、我が家にも上記2冊はあるが、長女のクラスメートたちは、豪華版を学校に持ってきており,長女だけがポケットサイズだったり、再生紙の安い本を持っていって笑われたという。そういうところが、やはりイタリア人家庭でないからわからないことだったと判明。
お邪魔するお宅の書棚にある本を見ては、その家庭の知的好奇心がわかり面白い。
話は基,カフカの『変身』,図書館で借りてきた。なかなか進まず・・・。