朝のスーパー | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

週に数回次男を学校へ送った足で、スーパーへ買い物に出かける。

ミラノのスーパーは8時オープンのところと8時半オープンのところがあるが、いずれにしても、早い時間はお年寄りでいっぱい。

先日、近所のEsselungaで買い物をし、支払いを済ませ、商品をショッピングバッグにいれていると、ちょうど中に入ってきたおばあさんが、「外でおじいさんが倒れてる!血だらけよ!誰か来て~!!」と興奮気味。キャッシャーは「またあ?」とのこと。先月もあったのよね・・・とのんびりモード。

買い物を終え、外に出た途端に倒れた様子。滑ったの?それにしては、遠くから見ても体が硬直しているように見えた。店長が走っていき、「スーパー内に医師の方はいませんか?」とすぐにアナウンスが入った。幸か不幸か、スーパーの前は、道路工事をしており、数人の警官が交通整理をしており、すぐに駆けつけてくれた様子。スーパー脇は一方通行で、スーパーの駐車場があるが、急遽通行止めにしていた。さすが!

救急車はもちろん呼んだがやってくる様子はなし。スーパーの目と鼻の先にある診療所にドクターがいるかどうか、店員が走って確認しにいったが、不在。その日は午後からだという。おじいさんの口元が痙攣しているようにみえた。もしや、脳か心臓?胸がどきどきしてしまった。

スーパーの裏にご主人が小児科だという友人が住んでおり、とりあえず電話してみた。かくかくしかじか・・・説明すると、ご主人は在宅中だった。すぐに行く・・・といわれたものの、すぐに電話が来て、やはり救急車を待ったほうがいいといわれた。そうなの???

結局、おじいさんが倒れてから20分後に救急車が到着。病院へ運ばれていった。その後、どうしたものだろうかと気になるが、誰もどこのどなたかさえわからない様子。独り身だったのか・・・。

後から、友人に救急車が来て運ばれていった様子を電話すると、実はご主人は、電話をもらったときに洗面所にいたという。準備して出て行こうとしたら、救急車のサイレンが聞こえたので、大丈夫かと思った、とのこと。考えてみれば、彼は、最近痔の手術をしたばかりで、在宅療養中だったのだ。私は、とんでもない電話をしてしまったのだ。笑 とにかく、おじいさんの回復を祈ろうね、と電話を切った。

そして、今朝、今度は別のスーパーで買い物に出かけた。
そこは、2階式になっており、地下は、雑貨類、パン類、鮮魚などが売られている。移動は階段かゆるい傾斜の歩く歩道風のエスカレーターとなっている。私がエスカレーターで上っていくと、降り口に一人のおばあさんが立って下を覗いていた。「降りるのは、反対側ですよ」と声をかけたが、聞こえなかったのか、再びしばらく下を覗いていた。

私が見かねて、違うコーナーへ行くと、大声が聞こえた。結局おばあさんは、逆流して降りていってしまったのだ。そこへ、下から上ってきた、別のお年寄りに注意されていた様子。まじ・・・走って戻った。万が一転んだりしたら大変だ。結局よぼよぼ、とぼとぼ歩きながら降りていってしまった。あれだったら、反対側に歩いていって、降りていったほうがずっと早かったのに・・・。

かと思えば、キャッシャーに並んでいて、荷物の少ない女性客を自分より前に進めているおじいさんに遭遇。(朝のスーパーはキャッシャーを少ししかあけないため、行列になってしまう)気づいたら、おじいさん自身それほど商品をもっていないのに、どんどん人を入れてしまい、いつまでも回ってこない。それでもニコニコ。自分には時間がたっぷりあるから・・・と。

最近、お年寄りとの交流がある。
ま、ま、まじですか?という言動もあるが、なぜか心が和む。親から遠く離れていて、何もできない分、ここミラノで何か善行ができれば・・・鶴の恩返しかい?!笑