長男の高校合格通知がメールで来た。
まだ、卒業試験は残っているが,これで一安心。
理科系の高校へ行くことになるが、古典課はラテン語は必須だが、、理数課高校は100%の学校のカリキュラムに入っているというわけではないが殆どのところが勉強する。長男のところも必須。
そして、長女が中学生の頃は、なかったが、数年前から長男の中学では、希望者対象に有料でラテン語のクラスが開講となった。長女はプライベートで中3の後半からラテン語を習わせていたので、高校に入ってスムーズにスタートした。(はじめだけ!)・・・というわけで、先週から長男のラテン語学習が週1、12回コースで始まった。結構面白い!といっているので、安心。(これまたはじめだけ?!)
そのラテン語とはイタリア半島発祥の印欧語族に属する言語。
元々は古代ローマ共和国の公用語として広く普及した古代言語であるが、西ローマ帝国滅亡後、ラテン語はローマ文化圏の古典文学を伝承する重要な役をはたし、勢力を伸ばすキリスト教会を通してカトリック教会の公用語としてヨーロッパ各地へ広まり、祭祀宗教用語として使用されるようになると、中世には、中世ラテン語として成長した。
ルネッサンスを迎えて、自然科学・人文科学・哲学のための知識階級の言語となる。さらにラテン語は、読書き主体の文献言語や学術用語として近世のヨーロッパまで発展存続。現在もバチカンの公用語であるが、ラテン語の文章は、日常ではほとんど使われなくなったとはいえる。しかし、各種学会・医学・自然科学・数学・哲学・工業技術など各専門知識分野では、世界共通の学名としてラテン語名を付けて公表する伝統があり、新発見をラテン語の学術論文として発表するなど、根強く用いられ続けている。(Wikipedia参照)
長女の高校見学のときに、「なぜ今時,ラテン語、ギリシャ語を学ぶ必要があるのですか?」と質問する親がおり、目が点になった。我々日本人がいうならともかく、だいだい古典課高校とは、ラテン語・ギリシャ語を学んできた高校。だったら、なぜ見学に来たの?と聞きたいくらいだった。笑
古典課高校では、始めの2年間にラテン語・ギリシャ語の文法を学び、残りの3年で文学を読み、どちらかというと読解の勉強。先日,友人から漫画・『テルマエ・ロマノ』を借りてきているが、古代ローマ人のルシウス・モデストゥス(本来なら『ルキウス』という発音になるはずだが、『輝く』と『謙虚な』という言葉が由来)の会話がラテン語になっており,非常に興味深い。
ラテン語といっても、古代ラテン語と中世ラテン語があるそうで、イタリアの高校で学ぶラテン語は中世ラテン語。『テルマエ・ロマエ』というのは、古代ラテン語。なので、長女が始めてこのタイトルを見たとき、『テルメ・ロメ』の間違いだよ、といった長女は一理あるのだ。ちなみに、映画では、中世以降カトリックのキリスト教会で使われている中世ラテン語(つまり現在のヴァチカンでも!)の発音なのだそうだ。
ところで、今日(3月12日夕方)からついに新教皇が選出されるコンクラーヴェが始まった。生中継でずっと見ていたが、枢機卿団がシスティーナ礼拝堂に到着すると、枢機卿は一人ずつ福音書に手を置き、宣誓を行った。
Et ego XXXX(名前) Cardinalis spondeo, voveo ac iuro.
私、枢機卿XXXは、約束し、これを義務として負うことを誓います。
Sic me Deus adiuvet et haec Sancta Dei Evangelia, quae manu mea tango
(福音書の上に手を置いて)神と今、手を置く福音書が私を守ってくださいますように。
その後、Extra omnes!「全員退場!」と有権枢機卿以外は皆退出させられた。いよいよだ・・・
ちなみに60年代まで教会のミサはラテン語で行われており、日本語でも『教会ラテン語』の本は沢山でている。40歳でフランス語をかじったが挫折。ラテン語・・・興味はありつつ、やっぱりだめだろうね~。