補習校 ~ 修了・卒業式 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで33年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

今度の土曜日は、ミラノ補習校の平成24年度修了・卒業式が行われる。 

海外にいると、今平成何年よ?!すぐにわからず、子供達の生まれた年も西暦しかわからず、困ることが多い。(私の記憶は昭和でとまってしまった・・・) 

話は基、我が家の子供達は、無事高1、中1、小1を修了。とりあえず、なんとか進級できそうだ。精一杯の力を出し切ったとは、到底思えないが、まっ休まずよく通った。(特に長男は、土曜日の午後に野球の試合がよく重なったが、『補習校優先』チームにも本人にも豪語し、参加させなかった。もともとそれが条件だったし。) 

しかし、来年度通学しない家庭は、土曜日までに『退学届』を提出するよう指示が促された。あくまでも、事務手続きのため、というが、どこの家庭も、子供を補習校へ通わせることは、母子の二人三脚。リズムがあわない、疲れた・・つまずきそうになるのは当然。子供が複数いれば、必ず誰かしらが、もう、だめ~、いやだ~は、早かれ遅かれ始まるのだから、母親は心を鬼にして子供をひっぱっていくしかない。深刻なところは、この春休みにじっくり話し合いたいところ、『退学届』を提出せよ、とはしんどいね・・・ 

今年我が家は、一番長女が危なっかしい1年だった。毎週、もう限界か?!いや、まだ行ける?!そんな繰り返しだった。とくに今年度は、1学期は提出物もきちんと出せていたけれど、夏休みを挟み、危なかった現地校も進級できたものの、やはりきついスタート。しかも土曜日の午前中も授業が始まってしまったからさあ大変。2時15分に帰宅し、大急ぎでお昼ご飯を食べて2時半には家を出るのだ。ミラノ郊外から通う高校生たちは、直接高校から通学の人もいる。 

「大変なのは、自分だけじゃないよ。辛いのは皆一緒。」そういいつつも、一応義務教育は修了したのだから、本人がもう絶対嫌だ、といったら仕方ないだろう・・・と思いつつ,夫の意見を聞いても『許さん!』の一言。やめるなら漢字検定1級か日本語能力検定1級を受けさせる・・・ってさ・・・やっぱり無茶だと思うわ。 

駐在員家庭のお子さんだと、補習校の国語のレベルは低いのかもしれないけれど、やはり日本人家庭でも、海外で生まれ育ち、そこの言語が生活用語になってしまうと、日本語の勉強というのは、本人が日本に興味をもち、意志が相当固くない限り、続けるのは本当に一苦労。もちろん、補習校という枠をはなれ、自由に勉強することは可能だけれど、年齢にあった日本の教育レベルを・・・と思うと(最終的には家庭の考え次第だけれど)犠牲が沢山生じるのだ。 

でも、とりあえず長女は、補習校続行の意志を表明した。まあ、この親にはかなわん!と思ったのだろうか・・・いや甘い?!提出物もかなり残し,年間最低限の図書課題もこなせておらず、どうするのだろう・・・担任の先生に失礼だわ・・・とそれだけが気になるが, 当の本人へっちゃら!!漫画で漱石の「こころ」を読み、『サイコー!!』といい、週末私が借りてきた「テルマエロマエ」をげらげら笑いながら読んでいる。まあ、漫画だけでも読むようになったのだから、よしとするか・・・。 

それにしても、卒業式は、特に高等部の答辞は、毎年感動する。「なぜ土曜日の午後に日本語の勉強をしなくてはならないのか?、辞めたいとずっと思ってきた・・・でも続けてよかった。お母さんありがとう」なんて言葉が出ようものなら,他人様のお子さんでも,涙・涙・涙・・・。 

いやいや、海外で母国語をキープするって、本人はもちろん、両親(特に母親)の努力の賜物。高等部の保護者の方には, 本当に敬意を表したい。