ITAMA ~ 2012-2013 その2 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。


 

今週から2012-13年度のItamaの開講受付が始まった。


初日受付 29名。子供は12名枠のうち11名が来校。
2日目。 生徒数はまだ聞いていないが、子供が5名。

今年は中国人の子供が4人も来た。
生徒の中にはシスターも二人いてびっくり!私の通うパロッキアのインドネシア人のシスターたちだ。見学ですか?といったら、いや、勉強しに来たと・・・びっくり!

ところで、在ミラノの子持ち外国人女性たちは、南米人やフィリピン人だとすぐに働かないと生活できないケースが多いので、乳児のうちから保育園に預けるケースが多い。日本人は幼稚園へ行くまでは、親がみているのがほとんどだが、少なくとも日 本人同士のつながりで外(公園遊びをしたり、一緒に習い事、子育てサークルに参加し、食事なども行く様子)へ出ることは多い。が、アラブ人は子沢山で、わりに自分たちの家?なのか敷地内なのか外に 出てくることは少ない。中国人も家族経営でお店をやっている人が多いが、大抵は親戚のだれかが子守をしているようだ。子育てにも国柄、文化背景が出る。

毎年、親から離されるのは、人生はじめて!という時期の子供たちだから大泣きするのは当たり前。いつもイタリア人家庭のように、ノン二(祖父母)やタータ(シッターさん)がいるわけでじゃないから、こういう光景はイタリア人にとっては驚きのようだ。

それにしても、今年は大泣きされるケースが多く、慣れるまで大変なことになりそうだ。取れる範囲のうち、こういう子が数人でもいると、一人の子供に一人の大人がべったり。途中で泣きつかれて寝てくれればいいが、そうでないと、人手が足りなくなってしま う。今日は、大泣きして滝のように吐き出す子供もいた。

18人のうち、数人の子供はあずかれないとお断りしないといけない。これが、本当に心苦しいのだ。生後1ヶ月半の子供から、はいはいする子。幼稚園に入るまでの子供たち・・・妊娠中のママもいるので、来年の学年末までには生まれてくるだろう。大変だ・・・・

昨年度在籍しており、来週から幼稚園が始まるという日本人の女の子が、母親の申し込みで一緒に来ていた。帰りがけにバッチョしてくれた。嬉しいね~。

今年度は、子供向けの簡単なフレーズをリストにして、アラブ語に訳し、イタリア語の発音をつけた。日本語もこれから書くが、場合によっては、中国語の必要性も出てきそう だ・・・。は~。

それにしても自分の子供でないと、どうして大泣きされても、余裕の目で見られるんだろう・・・。笑 とはいえ、子供のセレクション、スタッフ内で喧々諤々問題になりそうだ・・・。来週のスタッフ・ミーティングが憂鬱だ・・・。