イタリアの学校って・・・ | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

新学期がはじまり、やっぱりまだ一週間?!
毎日が早いわ・・・

一週間の間に何度、子供の小・中・高校へ足を運んだことだろう。長男の中学の給食の手続き(普段は前年度の引き続きで何も手続きをする必要はなかったのに。今年は受付は次男の通う小学校の窓口で)、連絡帳受領のため中学へ、再び給食の手続きキャンセル(やはり学校で給食は食べたくないと言い出した)、そして、今度は長女の連絡帳受領のため高校へ・・・次男の小学校の懇談会があったと思い小学校へ行くと、それは今年新入した1年生のみだった。あちゃ・・・

連絡帳の受け取りなんて、生徒直接に渡して欲しいものだけれど、なぜか保護者が学校へ直接行かないといけない。高校では、子供の自分証明用の写真をはって、学校の判を押し、保護者の署名が入りはじめて受け取れる。写真なんて聞いてないよ・・・ってことで、受領できず。は・・・(去年も同じことをした・・・)

どうしてこうも、イタリアの学校って非効率というか要領が悪いんだろう・・・。

長女は、高1に進級し(古典科に関しては、はじめの2年をジンナジオ4年、5年と呼び、その後高校1~3年と呼んでいたものを2011年のジェルミニ改革で高1~5年と呼ぶようになった。が、長女の通う高校はいまだに古いスタイルを維持。面倒・・・)昨日教科書が1冊をのぞいてすべて到着した。

その1冊というのが、<Realtà e il pensiero> 「現実と考察」という哲学の教科書なのだが、これがどこを探しても入手できない。2軒目の書店で、50歳代と思われる店員さんが、自分の高校時代にも使っていたテキストだよ、という。何十年前の話?

結局ピエモンテ州の学校図書のオンラインショップで購入。けれど、発送の連絡がまだ来ない。教師は、ローマの古本屋からでも取り寄せては?というそうだが、全員がテキストを入手できないものを指定するってどういうことなんだろうなあ・・・。教授も昔ながらのテキストに使い慣れてて、新たに頭を切り替えられないのだろうか。

上記、連絡帳受領の件で、高校へ行った際、上級生の『教科書売ります』というチラシを見かけた。学校内や、学校のHP,Facebookの学校のグループなどで、もっとこういった情報が出回ればいいのに。

http://www.garzantiscuola.it/Scheda-opera.aspx?id=11250&IDAREA=0