帰りたくない症候群 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

来週末にミラノへ戻る。 
じわじわ始まった。 
帰りたくない症候群。 

昨日の日記、谷川俊太郎さんの詩、『心の居場所』に相反しているだろうか? 

今日から逃れられないのに 
心は昨日へ行きたがる 

毎回そう。 
帰国のたび、あと2週間で出発。あと10日で出発・・・となると、心がざわざわし始めるのだ。 なんとも言えない不安。たぶん実家の親元にきているからそう思うのだろうか? 1年に2ヶ月前後。日本にいたら、そんなに長い間実家に帰省する母子もいないだろう。 

やはり大きく心を占めるのは、自分が親になりつつも、子どもに戻るからだろうか。 
毎回帰国の度に、両親が空港まで送迎してくれた。けれど、今回は、迎えに来なくてもいいよ。バスで戻るから、と何度もスカイプで両親に伝えたけれど、頑として父が「大丈夫」「問題ない」といっていた。町中を走るよりも高速の方が楽なのかも?とも思っていた。それでも、もう運転やめようよ、と何度も今回促したが、父は返事をしない。それが、来週の出発は、最寄の駅までは送るけれど、空港まではバスで行ってくれ。やはり運転に自信がない、と母経由で聞いた。やっぱりそうか・・・ 

安心と共に、なにか父が弱くなったような気がした。 
3年前に心筋梗塞で、危篤状態となり、一時は親類が集められたけれど、助かった。それから腰が痛いようで、歩き方もおぼつかなくなったし、ちょっとしたことでいらいらいする。意外だった。今まで以上に自分の殻にこもるようになった気がする。大丈夫かなあ。そういった不安も大きい。 

また、ミラノに戻ってからの慌しさを想像すると、精神的な緊張も大きくなる。 
5月病ならぬ9月病前症候群だろうか?いや、昨年はなかったから、やはり日本を発つことに不安を感じるのだろう。 

とはいえ、実家にいると、あまりにも子供たちがうるさい。 
寄れば触れば大騒ぎ。 
昨日のTV番組・SmapxSmapではゲストの綾小路きみまろが言っていた。 

年金がたまる頃、孫はやってくる。 
来るのは嬉しい。 
でも帰るともっと嬉しい。 

まっそんなもんかな。苦笑