太陽の子 ~ やる気 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

毎年思う。
我が家の子達は、「蟻とキリギリス」のキリギリスだと。
http://ameblo.jp/sofiamilano/entry-10969398139.html 

好きなことから始めて、勉強はほとんどだらだら,やっているようでやっておらず。
最後の最後で, やり遂げているんだかいないんだか・・・

毎年そりゃあまずいでしょ?

ところで、同じイソップ物語で,『北風と太陽』というのがある。

あるとき、北風と太陽が力比べをしようとする。そこで、旅人の上着を脱がせることができるか、という勝負をする。

まず、北風が力いっぱい吹いて上着を吹き飛ばそうとする。しかし寒さを嫌った旅人が上着をしっかり押さえてしまい、北風は旅人の服を脱がせることができなかった。次に、太陽が燦燦と照りつけた。すると旅人は暑さに耐え切れず、今度は自分から上着を脱いでしまった。これで、勝負は太陽の勝ちとなった。


子育て観から見ると、北風は「勉強しなさい!」と命令され続けたために、冷たくかたくなになり、いわれたことをしぶしぶやるだけで、融通や応用はできない人間。

逆に、太陽は、こちらのやり方によっては、本来の自主性が発揮できる子供。自分から働き、温かくてやわらかい応用の利く子供になれる可能性大!「とんちがきく」、とか「一を知って十を知る」、「転んでもただでは起きない」といった子供になれるだろう。

忍耐力と挑戦力。やっぱりやる気よね。モチベーション。
やらなくてはいけないもの。面倒くさいもの、を少しでも好きになるようこじつけさせ、前向きになれば、動き出せるのに・・・報酬?目標?興味???

私自身は、子供のころから、自分に負けたくなかった。他人に対しての勝ち負けではなく、自分の決めたことをしない、できない。それが単に嫌だった。それだけで前に進めたのだけれど、子供たちには、まったく関係ないようで・・・はあ。

やる気ホルモン出させるように、まずは暗示かなあ・・・笑