実際、ミラノの市役所の住民登録簿に登録された名字は、驚くなかれ上位10番内に中国系の名字が3つもあることが判明した。
1 ROSSI 4379 ← 典型的なイタリアの名字
2 HU 3694 ← 胡
3 COLOMBO 3685 ← 「鳩」という意味。刑事コロンボは有名!
4 FERRARI 3568 ←名前だけでも格好いい『フェッラーリ』
5 BIANCHI 2784 ←ビアンコ(白)の複数形
6 RUSSO 2337 ← ロシアの・・・という意味
7 Villa 1905 ← 別荘という意味
8 CHEN 1625 ← 陳
9 BRAMBILLA 1536 ← ミラノの典型的な名字
10 ZHOU 1439 ← 周
ミラノ市在住の中国人は、公式には約2万1千人とされているが、近年、不法入国者が激増し実数は8万人を超えると推定される。
中国人の事業は上記以外に、食品・衣料関係が多く、中華料理店を経営しつつ、Sushi, Sashimiなんて「なんちゃって和食」も一緒に出すと、和食ブームとはいえ、まだまだ真の和食を知らないイタリア人は、どうしても食材の良し悪しよりも、安いお店に流れてしまうのが現実。競争のようにリフォームしあう中国系和食レストランは儲かっているという証拠なのだろうか。
とはいえ、握りがやたらちっちゃすぎたり、刺身の色もいまいち。トンカツをオーダーしようものなら、千切りのトンカツがでてきちゃったり、ありえないんだな・・・
そして、中国人のすごいところは、少し成功すると故郷から親戚を呼び寄せ助け合うということ。この結果、ミラノのバール(軽飲食店)の20%は中国人が握っているらしい。しかも、彼らは現金でお店を買ってしまうので、ちょっと仕事が傾いてきたときに、直接中国人がやってきて、現金見せられてしまうと、さすがにイタリア人もすぐに心が動いてしまうということか。
私のいきつけのバールは、イタリア人夫婦が10年がんばり、お店も大きくしたが、健康上の理由で引退を考えていたところ、ロシア人がやってきたので、彼らに売ったという。中国人の次はロシア人勢力か。しかもこのロシア人女性、ミラノにきてまだ数ヶ月。女手一人で息子を育てたとか。息子はサンクトペテルブルクで日本語を学んでいるんだそうな。知り合いの東欧系の人は、なぜかシングル・マザーが多い。「男やもめに蛆がわき女やもめに花が咲く」で身も心も軽やかなのか?!笑
話は基、こんなにミラノに中国人が多いなら、少しくらい、中国人の「太極拳教室」や「カンフー教室」があってもいいものなのに・・・「太极拳教师在寻找」、「功夫教师在寻找」とでも広告をだしてみようか。笑
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